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全仏オープンに続く準優勝だったが、日に照らされた杉山とスレボトニクの顔に笑みが浮かんだ。「負けたことは残念だけど、最後までここでプレーできたことはよかった」と杉山は喜んだ。
思い切りのいい試合運びで、第1セットを先取した。その後はダブルス専門のペアの底力を見せられたが、劣勢でも下を向かずに笑顔のプレーを貫いた。観客を沸かせた杉山に「もう少し時間がかかるかもしれないが、勝てる」という手ごたえが残った。
26歳のスレボトニクと4月にペアを結成したばかりで、2つの4大大会で決勝に残ったのは本人らの予想を上回る結果だ。ベテランの域に入ってよきパートナーに出会い、5度目のウィンブルドンの決勝を戦った。
母親の芙沙子コーチは「こういうご褒美があるから、続けられる」と話した。敗れた悔しさはある杉山にも「ボレーの動きとか、やるべきことは見えている」と迷いはなかった。自信と経験を重ねた32歳の挑戦が続く。(共同)
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