男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500) は15日、シングルス1回戦が行われ、第1シードの
C・アルカラス(スペイン)が予選勝者で世界ランク126位のE・クイン(アメリカ)を6-2, 7-6 (8-6)のストレートで破り、2年ぶり3度目の初戦突破を果たすとともに、同大会での連勝記録を“11”に伸ばした。試合後、アルカラスは「この大会は僕にとって特別なんだ」と語った。
>>【動画】アルカラス 完璧なドロップショットで試合を締めくくる、勝利の瞬間!<<>>内山 靖崇vsクォン 1ポイント速報<<21歳で世界ランク2位のアルカラスは前週のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)で決勝に進出。決勝では
L・ムセッティ(イタリア)を3-6, 6-1, 6-0の逆転で破り、ツアー通算18勝目をあげるとともに、ATPマスターズ1000で6度目の優勝を飾った。
そのアルカラスが同大会の本戦に出場するのは2年ぶり4度目。2022年と2023年には優勝を飾っている。昨年は負傷により欠場となったものの、同大会で10連勝中となっていた。
一方、21歳のクインは今大会、予選2試合を勝ち抜き本戦入りを果たした。
両者初の顔合わせとなった1回戦の第1セット、アルカラスはサービス時のポイント獲得率が50パーセントに留まったクインから2度のブレークに成功。一気に5-1とリードを広げたアルカラスがサービング・フォー・ザ・セットをものにし先行する。
しかし第2セットでは両者サービスゲームに苦しみ、3度ずつブレークを許してタイブレークに突入する。アルカラスは5-6とセットポイントを握られるもこれをセーブしマッチポイントを迎えると、最後は正確なドロップショットを決めて1時間46分で勝利を収めた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはアルカラスのコメントが掲載されている。
「この大会は僕にとって特別なんだ。またここで自分のファンの前でプレーできて本当に嬉しいよ」
「プレッシャーと緊張に対処する難しい試合だったけど、ストレートで勝てたことが次の試合へのエネルギーになると思う。クレーシーズンは短くて、本当にハード。すべての試合、すべての大会で 100パーセントの力を出さなきゃいけない。2日前はモンテカルロの決勝を戦ってたし、ここは全然コンディションが違う。休む時間もなかったから、今はエネルギーを温存することがとても大事なんだ」
勝利したアルカラスは2回戦で予選勝者で世界ランク80位の
L・ジェレ(セルビア)と対戦する。ジェレは1回戦でラッキールーザーで本戦入りした同75位の
A・リンデルクネシュ(フランス)を逆転で下しての勝ち上がり。
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