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(フランス、パリ)
全仏オープンは6日、当地のローランギャロスで男子シングルス準決勝を行い、3連覇を狙う第2シードのR・ナダル(スペイン)が第23シードのC・モーヤ(スペイン)と、第6シードのN・ジョコビッチ(セルビア)がノーシードのI・アンドレエフ(ロシア)とベスト4進出をかけて対戦する。
4回戦で第14シードのL・ヒューイット(オーストラリア)をストレートで下し、ローランギャロスでの連勝記録を更新したナダルは、今大会でまだ1セットも落としておらず、本人もベストなプレーが出来ていると認める。準決勝の対戦相手のモーヤは、ナダルと同じくスペイン・マヨルカ島出身のクレー巧者で、過去の対戦成績はナダルの3勝2敗となっている。モーヤは4回戦でJ・ビョークマン(スウェーデン)をストレートで下し、3年ぶりのベスト8進出を決めた。
ナダルとモーヤはオフコートでも親友で、一緒に練習したり、食事をしたりする仲。1998年王者の挑戦を受けるナダルは、「実は小さかったからよく覚えてないんだ。でも、テレビで素晴らしい試合を観たよ。僕には憧れの選手やヒーローはいなかったけど、モーヤのような選手がマヨルカ島にいてくれたのは、とても重要だった。彼とは何度も練習する機会があったしね。身近にお手本となる選手がいてくれたおかげで、目標に近づきやすかった。」とモーヤとの思い出を語った。
しかも、友情が障害にならない言い、「コートに立てば、彼(モーヤ)は敵。試合5分前までと、試合5分後は親友さ。コートには敬意と自信を持って入る。彼のことを信用しているからね。でも、100パーセント試合に集中しているときは、何も考えていないよ。」と語った。
現在30歳のモーヤは、優勝して以来ベスト4には進んでいないが、今なお高いレベルでプレーできることを嬉しく思っていると言う。「22、3歳のころは、ランキングもトップ10にいたし、全仏でベスト8に進むのが当たり前だと思っていた。今は、そのときとは違った感じでも楽しめている。トップ10で8強は大したこと無くても、今ここにいるのは素晴らしいこと。もうベテランの域だけど、自分なりに良いテニスが出来ていると思うよ。」と語った。
もう一方の準決勝では、新鋭ジョコビッチが伏兵アンドレエフと対戦する。両者は今年4月にエストリルのクレーコート大会で1度顔を合わせており、そのときはジョコビッチがフルセットで勝利した。
ジョコビッチは4回戦のF・ベルダスコ(スペイン)戦でもストレートで快勝。「準決勝には、自信とやる気を持って臨むよ。優勝という目標を掲げて今大会に来たわけではないけど、一歩ずつトライしてきて、結果はすぐに出ると思う。」とコメントした。
現在唯一勝ち残っているノーシード選手のアンドレエフは、現在世界ランク125位で、今季は膝の怪我により殆ど大会に出場していない。しかし、その実力は折り紙つきで、R・フェデラー(スイス)がナダルのクレーコート81連勝をストップさせる前に、ナダルに土をつけたことでも知られ、今大会では1回戦で第3シードのA・ロディック(アメリカ)を、4回戦では第16シードのM・バグダティス(キプロス)を下している。
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