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日本生まれの競技、ソフトテニスの女子団体でフィリピンが5、6位決定戦に勝った。チーム3人が笑顔で抱き合った。30歳のエスカラは「わたしたちは家族みたいなもの。いい結果が出せて、うれしい」と声を弾ませた。
日本、韓国、台湾の3強に続く存在として力をつけている。1994年広島アジア大会に参加したあたりから、硬式テニスの経験者が転向する形で歴史は始まったという。今年から硬式テニスと協力したジュニア強化計画を始めた。国内に6つの拠点を設け、選手を発掘する。
用具は手に入りにくく、日本から贈られた中古のラケットを活用する。エスカラは「日本のみなさんには、親切にしてもらっている」と感謝する。今大会前の合宿も日本で行い、天理大や慶大などで汗を流した。
メダルという夢にはまだ遠いが、競技歴10年で28歳のバンタイは「わたしたちが、ここまで歴史をつくってきた。4年後はずっと若いメンバーが頑張ってくれるでしょう」と期待を寄せた。(共同)(了)
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