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(日本、東京)
東京有明テニスの森公園で行なわれているAIGジャパン・オープン大会5日目、男子シングルス準々決勝に日本のエース、鈴木 貴男が登場した。王者R・フェデラー(スイス)相手に大健闘を見せた鈴木だったが、最後は力尽き4-6, 7-5, 7-6(7-3)の僅差で敗れた。
この日の鈴木はサービスが絶好調で、センターへのフラットサーブ、サイドへ切れるスライスサーブでゲームの主導権を握り、王者相手に互角の戦いを演じてみせた。最終セットのタイブレークこそ、経験に勝る王者が一気に攻め立て勝負を決めたが、鈴木の大健闘が光る好ゲームだったといえよう。試合後、大熱戦を演じた両選手には、会場から惜しみない拍手が送られていた。
試合後フェデラーは、「とても厳しい試合だった。彼(鈴木)は素晴らしいサービスを連発していたし、実際『負けるかも知れない』という不安が頭をよぎった。第3セットでは何本か僕にとってラッキーなポイントがあった。」と激戦を振り返っていた。一方惜敗した鈴木は、「世界1位を相手にセンターコートで試合をするのはとても気持ちの良いもの。今日は特にゲームプランをたてて臨んだわけではないが、良いプレーが出来たことには満足している。」と話していた。
この日、フェデラーがベスト4入りを決めた一方で、第2シードのT・ロブレド(スペイン)が韓国のベテラン、リー・ヒュンタクに6-7(3-7), 6-4, 1-6で敗れる波乱が起きた。また男子シングル3回戦では、第3シードのM・アンチッチ(クロアチア)がR・シュトラー(ドイツ)に6-2, 4-6, 6-4で、第10シードのT・ヘンマン(英国)がJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に7-6 (7-3), 6-3でそれぞれ勝利した。両者は今晩行われる準々決勝で対戦する。
女子では、日本期待の中村 藍子がダブルヘッダーを制し、自身初のツアーベスト4進出を決めた。中村の準決勝の相手は、杉山 愛を6-3, 6-4で下したY・チャン(台湾)。波形 純理はP・スアレス(アルゼンチン)の棄権により2回戦突破を果たしたものの、その後行われた3回戦で、第1シードのM・バルトリ(フランス)に2-6, 1-6で敗れ惜しくもベスト4入りはならなかった。
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