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(アメリカ、ニューヨーク州フラッシング)
今大会限りで現役引退を表明しているA・アガシ(アメリカ)が、月曜日のUSオープンに登場する。観客はこれまで数々の感動を与えてくれたアガシに対してスタンディング・オベーションで感謝の気持ちを伝えるつもりであるが、それが1回限りで終わらないよう心から望んでいる。
ラスベガス出身、36歳のアガシは、今年のウィンブルドンで、「USオープン限りでツアーから引退する」と発表した。これまでグランドスラムで8度優勝、USオープンでは1994年と1999年の2度の優勝と、4度の準優勝に輝いている。アガシは今回の出場でオープン化以降最多の61度のグランドスラム出場を記録、USオープンでは21回の出場を誇る。
昨年のUSオープンでは決勝でR・フェデラー(スイス)に敗れ、準優勝だったアガシだが、今季は長引く背中と腰の痛みに悩まされ、わずか7大会にしか出場できておらず、わずか8勝を数えるのみ。アガシは、4週間前のワシントンの大会1回戦で無名のA・ストッピーニに敗れて以来実戦でプレーしていない。
そのアガシは土曜日に「試合は感動的なものになるだろう。」と語った。「引退を目前にして自分自身が感慨に覆われてしまうけど、今度ばかりは肌で感じることややること全てが想像以上に感動的になると思う。」
1回戦を月曜日のナイト・セッション、アーサーアッシュ・スタジアムコートで行うアガシはA・パベル(ルーマニア)と対戦する。アガシはパベルとのこれまでの対戦成績を5勝1敗としている。
アガシの1回戦の前には、同スタジアムコートをB・ジーン・キング(アメリカ)の名を冠して、「USTA ビリー・ジーン・キング ナショナル・テニス・センター」と名称変更するセレモニーが行われる。これには、偉大なテニスプレーヤーであるJ・コナーズ(アメリカ)、J・マッケンロー(アメリカ)、V・ウィリアムズ(アメリカ)(左手首の故障により今大会を棄権)、そしてC・エバート(アメリカ)らが、スポーツと社会の男女平等の牽引役となったキングを称えるために集う予定となっている。
このセレモニーの前に、同スタジアムコートのデイゲームに、J・エナン(ベルギー)=アルデンヌ、A・ロディック(アメリカ)とL・ダベンポート(アメリカ)らアメリカ人選手が登場する。
第1試合には、2003年のチャンピオンで、今大会第2シードのエナン=アルデンヌは、M・カメリン(イタリア)と対戦する。今季3回のグランスラム大会ですべて決勝に進出、全仏オープンでは見事タイトルを手にしているエナン=アルデンヌは、1997年のM・ヒンギス(スイス)以来の年間グランドスラム全大会決勝進出を目論む。
第2試合では、第9シードのロディックが初顔合わせとなるF・セラ(フランス)と対戦する。2003年の覇者ロディックは今季序盤から不調が続きツアー優勝から見放されていたが、1週間前のシンシナティのマスターズ大会でようやく1勝目を挙げた。コンサルタントとして新たにコナーズを雇ったロディックは、今大会で今季2勝目を目指す。ロディックは昨年、1回戦でG・ミュラー(ルクセンブルグ)に予想外の敗退を喫していた。
第3試合では、第10シードとなったダベンポートがK・ザコパロバ(チェコ共和国)と対戦。ダベンポートは先週のニューヘイブン決勝でJ・エナン=アルデンヌと対戦、最初の7ゲームを連続して落とした時点で肩の故障で棄権しており、その復調具合が気になるところ。この大会は、エナン=アルデンヌ、ダベンポートの両者にとってウィンブルドン以降初の大会で、両者は怪我の治療中だった。
月曜日の1回戦に登場する他の選手には、女子では第4シードのE・デメンティエワ(ロシア)、第6シードのS・クズネツォワ(ロシア)や第9シードのN・バイディソバ(チェコ共和国)が、男子では第3シードのI・リュビチッチ(クロアチア)、第6シードのT・ロブレド(スペイン)、第8シードのM・バグダティス(キプロス)らがいる。
日本勢では、第28シードの杉山 愛がZ・オンドラスコバ(チェコ共和国)と、今大会で引退する浅越 しのぶがJ・コスタニッチと、森上 亜希子が第22シードのK・シュレボトニック(スロベニア)とそれぞれ対戦する。
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