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ヒンギス敗れる 18歳イバノビッチが圧勝でビッグタイトルを獲得

(カナダ、モントリオール)

ロジャーズ・カップ(賞金総額134万ドル、ティア1)は、月曜日、前日の雨で順延となった決勝戦が行われ、第13シードのA・イバノビッチ(セルビア)が第7シードのM・ヒンギス(スイス)を6-2, 6-3のストレートで下し、嬉しいビッグ・タイトルを手にした。

18歳のイバノビッチは2005年の1月にキャンベラのティア4大会で初優勝を上げているが、自己2度目の優勝がティア1と言うグランドスラムに次ぐ大会での優勝となった。一方、敗れたヒンギスはグランドスラム5回を含む41回の優勝経験があったが、この日は勢いのある若さの前にあえなく42度目の栄冠を逃してしまった。

「この優勝でさらに自信がついたし、トップ選手の仲間入りができたと思う。とても大きなステップになった。今はとにかく嬉しいだけ。でもこれからさらに努力して向上していきたい。」と、喜び溢れる笑顔でイバノビッチは語った。

ヒンギスは今大会1999年、2000年と連覇を達成していたが、足首と足の怪我のため3年以上のツアー離脱を余儀なくされ今シーズンの初めから復帰を果たしていた。その後2月のインドアの東京でE・デメンティエワ(ロシア)に敗れて準優勝、5月のクレーのローマではD・サフィーナ(ロシア)を下し復帰後初優勝を飾っていた。
この日のヒンギスは、終始イバノビッチに押されての試合展開で、第1セットの第1ゲームからきなりブレークを奪われリードされ、その後も劣勢のまま試合が運ばれた。イバノビッチは9回あったブレーク・ポイントを4回成功させたが、自身のサービス・ゲームではヒンギスに1度もブレーク・ポイントを与えることのない完璧な勝利だった。
「私も出来る限りのことはしたけど、彼女のリターンが強烈だった。USオープンのドローでは、彼女(イバノビッチ)とは離れていたいわ。」と、ヒンギスもこの日の試合内容には完敗を認めたようだ。

しかし、今回の準優勝の結果、ヒンギスは世界ランキングが9位と、2002年以来となるトップ10復帰を果たすことが決まった。同時にL・ダベンポート(アメリカ)が10位外になるため、現行のコンピューター・ランキング・システムが導入された1975年以来初めてトップ10にアメリカ勢が一人もいなくなる。
「モントリオールで決勝進出できたこと自身はもちろんポジティブに捕らえるけど、同時に冷静さを失ってはいけないわ。グランドスラムで優勝、またはトップ10をキープするという目的の実現のためには、こうした結果を繰り返し出していかないといけないわ。」と、ヒンギスはまだまだハングリーな一面を見せた。

この日は、同様に前日から順延されていたダブルスの決勝も行われ、ノーシードのM・ナブラチロワ(アメリカ)N・ペトロワ(ロシア)組が第2シードのC・ブラック(ジンバブエ)A・グローネフェルド(ドイツ)組を6-1, 6-2の圧勝で下し、見事優勝を決めた。これでナブラチロワはダブルス176勝となった。

(2006年8月22日9時10分)
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