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（ドイツ、ベルリン）

カタール・テレコム・ドイツ・オープン（賞金総額134万ドル）は水曜日、2回戦が行われ、Ａ・モレスモ（フランス）、Ｊ・エナン（ベルギー）=アルデンヌら上位８シードのうち７人は順当に勝ち上がり、3回戦進出を決めた。

上位8シードは2回戦からの登場で、この日が今大会初戦となったトップシードのモレスモは、センターコートであるシュテフィ・グラーフ・スタジアムの第1試合でＶ・ドゥシェヴィナ（ロシア）を6-1, 6-2で一蹴、いち早く3回戦進出を決めた。次は、第16シードのＡ・メディーナ=ガリゲス（スペイン）を6-3, 6-4で倒したＡ・チャクエタゼ（ロシア）と対戦する。

「今年初めてのクレーでの試合にしては、いいプレーができたと思う。」と語るモレスモは、昨年後半から絶好調で、今年も全豪オープン、パリ、アントワープと年初に３大会連続優勝するなど波に乗っている。母国開催である全仏オープンに向けてギアアップを図りたいところだ。モレスモはドイツ・オープンでは2001年と2004年に優勝している。

第２シードのＮ・ペトロワ（ロシア）は同胞対決となったＶ・ズボナレーワを6-1, 7-6(7-3)で破り、今季はアメリア・アイランド、チャールストンに続きクレー11連勝とした。３回戦の相手はＡ・クレマー（ルクセンブルグ）を倒した鄭潔（中国）。ペトロワは昨年の決勝でエナン=アルデンヌに敗れ準優勝に終わっている。

第３シードのエナン=アルデンヌは、Ｍ・サンタンジェロ（イタリア）に6-4, 6-1で快勝。「今大会にはいい思い出がいっぱいある。」と語るエナン=アルデンヌは、2002年、2003年、2005年と、今大会で３度優勝している。３回戦では、Ｋ・クーカロバを6-4, 6-3で下した第15シードのＭ・キリレンコ（ロシア）と対戦する。

その他、シード勢では、第４シードのＰ・シュニーダー（スイス）、第５シードのＥ・デメンティエワ（ロシア）、第６シードＳ・クズネツォワ（ロシア）、第８シードＤ・ハンチュコバ（スロバキア）らは順当に勝ちあがったが、第７シードのＡ・グローネフェルド（ドイツ）は敗れた。

元世界No.1のＭ・ヒンギス（スイス）もこの日元気なところを見せ、Ｊ・シュルフ（ドイツ）に6-4, 6-3で勝った。３回戦ではデメンティエワとの対戦となる。両者これまではデメンティエワの３勝２敗となっているが、ヒンギスの引退直前の２００２年のフィルデルシュタット、そして復帰直後の今年東レＰＰＯでもデメンティエワが圧勝している。