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(オーストラリア、メルボルン)
全豪オープン12日目、男女シングルスではR・フェデラー(スイス)対N・キーファー(ドイツ)の男子準決勝の1試合のみが行われる。
これまで両者はフェデラーの7勝3敗で、ここ6戦はフェデラーが連勝している。ただ、去年のウィンブルドンとUSオープンでは1セットは許しており、気を緩めることのできない相手である。
今大会3回戦まではお得意の「省エネ」試合で快勝していたフェデラーだが、それ以降は苦戦が続いている。4回戦の対T・ハース(ドイツ)戦では、2セットリードしていながらフルセットにもちこまれ、準々決勝でもN・ダビデンコ(ロシア)に2度のタイブレークを含む4セットで辛勝している。
去年の今大会準決勝では、M・サフィン(ロシア)と対戦し、第5セットでマッチポイントを握っていながらサフィンに逆転負けを喫し、タイトル防衛を逃した苦い想い出がある。ただ、それ以来ハードコートでは負け知らずで目下50連勝中と、相変わらずの強さを見せてはいる。
現在28歳のキーファーは、これが初めてのグランドスラム準決勝進出で、水曜日の準々決勝ではS・グロージャン(フランス)と6-3, 0-6, 6-4, 6-7 (1-7), 8-6の死闘を勝ち抜いている。その試合では、素行の悪さを指摘されることも多いキーファーが、第5セットで6-5とリードのとき、追い上げる相手のコートに思わずラケットを放り投げるという「ハプニング」があった。
フェデラー対キーファーの勝者は、日曜日の決勝で、ここまでA・ロディック(アメリカ)、I・リュビチッチ(クロアチア)、そしてD・ナルバンディアン(アルゼンチン)を打倒、まさに飛ぶ鳥をも落とす勢いで大旋風を巻き起こしている20歳の新星M・バグダティス(キプロス)と頂上決戦する。
ジュニアでは男女シングルスそれぞれ準々決勝が行われ、日本勢では錦織圭と森田 あゆみ(日本)がベスト4進出をかけて登場する。
また今日からは、同会場で、車いすテニスの上位8人が揃って対戦する「クラシック8」大会がスタートし、男子では斉田悟司が、女子では八筬美恵が出場している。八筬は昨年見事優勝を遂げている。
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