大坂なおみ 出産後初の四大大会16強

テニスの全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）は日本時間３１日（現地３０日）、女子シングルス３回戦が行われ、第２３シードの大坂なおみが第１５シードのＤ・カサトキナ（オーストラリア）を6-0, 4-6, 6-3のフルセットの接戦の末に破り、同大会で５年ぶり４度目、四大大会では出産後初となるベスト１６進出を果たした。

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２７歳で世界ランク２４位の大坂が同大会に出場するのは２年連続９度目。２０１８年と２０２０年に優勝を飾っている。

今大会は１回戦で世界ランク１０６位のＧ・ミネン（ベルギー）、２回戦で同４７位のＨ・バプティスト（アメリカ）を下し３回戦に駒を進めた。

２８歳で世界ランク１８位のカサトキナとの顔合わせとなった３回戦の第１セット、大坂は第２ゲームで相手のダブルフォルトを活かし先にブレークを果たす。大坂はサービスの調子が上がらないカサトキナからさらに２度のブレークを奪い、１ゲームも落とさずに先行する。

しかし第２セット、大坂は第５ゲームまでに２ブレークダウンとされる。第６ゲームと第８ゲームでブレークバックに成功し１度は追いついた大坂だったが、第９ゲームでこのセット４度目のブレークを許し１セットオールに追いつかれる。

それでもファイナルセット、第４ゲームでブレークポイントを握った大坂はストローク戦を制し先にブレークに成功する。大坂はこのリードを最後まで守り切り、接戦を制した。

なお、大坂が四大大会で１６強入りするのは２０２３年７月に出産してから初となった。

勝利した大坂は４回戦で世界ランク３位で第３シードのＣ・ガウフ（アメリカ）と対戦する。ガウフは３回戦で第２８シードのＭ・フレッチ（ポーランド）を下しての勝ち上がり。

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