男子テニスのダラス・オープン（アメリカ/ダラス、室内ハード、ATP500）は日本時間９日（現地８日）、シングルス準決勝が行われ、第２シードのＣ・ルード（ノルウェー）が世界ランク６４位のＪ・ムナル（スペイン）を6-2, 2-6, 7-6 (7-4)のフルセットの激闘の末に下し決勝進出を果たすとともに、ツアー大会で１３度目の優勝に王手をかけた。
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２６歳で世界ランク５位のルードは今大会、１回戦でラッキールーザーで本戦入りした同８６位のＪ・ダックワース（オーストラリア）、２回戦で予選勝者で同４２２位のＭ・モウ（アメリカ）を下し８強入り。準々決勝は同６７位の西岡良仁の途中棄権により準決勝に駒を進めた。
２７歳のムナルとの顔合わせとなった準決勝、ルードは２度のブレークに成功し第１セットを幸先よく獲得するも、第２セットではムナルに２度のブレークを奪われ１セットオールに追いつかれる。
迎えたファイナルセット、ルードは第９ゲームで先にブレークを許して4-5と後がなくなる。それでも相手のサービング・フォー・ザ・マッチとなった土壇場の第１０ゲームでブレークバックに成功。ルードはその後のタイブレークを制し、２時間２９分でツアー大会で２４度目の決勝進出を果たした。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトに試合後のルードのコメントを掲載している。
「第３セットは本当に接戦だった。4-4から連続でブレークがあった。（ムナルは）5-4でサーブを打つという典型的な展開になった。緊張するのは分かる。ゴールラインが数ヤード先に見えて、つまずいてしまうんだ。僕も同じ経験をしたことがあるが、今日は幸運にもそのチャンスに恵まれた」
勝利したルードはツアー１３度目のタイトル獲得をかけ、決勝で世界ランク５４位のＤ・シャポバロフ（カナダ）と対戦する。シャポバロフは準決勝で第３シードのＴ・ポール（アメリカ）を下しての勝ち上がり。
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