テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は日本時間10日(現地9日)、男子シングルス準々決勝が行われ、第6シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第22シードのF・コボッリ(イタリア)を6-7 (6-8), 6-2, 7-5, 6-4の逆転で下し、5年連続14度目のベスト4進出を果たした。同大会での14度の準決勝進出はオープン化以降、歴代最多記録となる。
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38歳で世界ランク6位のジョコビッチが同大会に出場するのは5年連続20度目。過去7度の優勝を誇っている。
今大会は1回戦で世界ランク41位のA・ミュレール(フランス)、2回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した同154位のD・エヴァンス(イギリス)、3回戦で同49位のM・キツマノビッチ(セルビア)、4回戦で第11シードのA・デ ミノー(オーストラリア)を下し、ベスト8進出を果たした。
23歳で世界ランク24位のコボッリとの顔合わせとなった準々決勝、ジョコビッチはタイブレークをものにできず第1セットを落とす。
それでも第2セット、ジョコビッチは第4ゲームから一気に5ゲームを連取し1セットオールに追いつく。
続く第3セット、ジョコビッチは両者1度ずつブレークを奪い合い迎えた第11ゲームで相手のダブルフォルトを活かして2度目のブレークに成功。直後の第12ゲームをキープし勝利に王手をかける。
そして第4セット、互いに譲らずキープが続いたが、第9ゲームでさらにもう1段階ギアを上げたジョコビッチがブレークを果たすと、このリードを守り切り勝利を収めた。
ジョコビッチが同大会で準決勝に進出するのはこれが14度目。これは元世界ランク1位のR・フェデラー(スイス)の13回を抜き、オープン化以降歴代最多記録となる。
勝利したジョコビッチは準決勝で、世界ランク1位で第1シードのJ・シナー(イタリア)と対戦する。シナーは準々決勝で第10シードのB・シェルトン(アメリカ)を下しての勝ち上がり。
試合後の会見でジョコビッチはシナー、そして勝ち進んだ場合に決勝で対戦する可能性のある第2シードのC・アルカラス(スペイン)について言及した。
「僕は彼らよりずっと年上だ。彼らとどれだけ互角に戦えるか試すことがモチベーションになっている」
「また(シナーと戦う)チャンスを得られた。僕にとってグランドスラムの終盤で今世界最高の選手と対戦できることが、実は一番大切だ。彼とアルカラスは、今の男子テニス界をリードする存在だからね」
「自分にとって最大の挑戦だ。楽しみにしている。万全の準備をして、ベストのパフォーマンスを発揮できるよう頑張るよ」
ジョコビッチとシナーは過去9度対戦しており、ジョコビッチから4勝5敗。直近の対戦は先月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)準決勝で、このときはシナーがストレートで勝利している。
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