テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は20日、女子シングルス4回戦が行われ、第28シードのE・スビトリナ(ウクライナ)が世界ランク75位のV・クデルメトバを6-4, 6-1のストレートで下し、6年ぶり3度目のベスト8進出を果たした。
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30歳のスビトリナが同大会に出場するのは2年連続12度目。最高成績は2018年と2019年のベスト8となっていた。
今大会は1回戦で世界ランク71位のS・チルステア(ルーマニア)、2回戦で同83位のC・ドールハイド(アメリカ)、3回戦で第4シードのJ・パオリーニ(イタリア)を下し16強入りを決めた。
迎えた4回戦の第1セット、スビトリナは序盤で2度のブレークを許しゲームカウント1-4と追いかける展開となるも、第6ゲームから一気に5ゲームを連取し先行する。
続く第2セット、スビトリナはファーストサービス時に82パーセントの確率でポイントを獲得し相手に1度もブレークポイントを与えず、リターンゲームでは2度のブレークに成功し、1時間23分で勝利した。
テニス界では2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻開始後、ロシア国籍の選手は中立の立場として国旗を掲げずに大会に出場しているが、ウクライナの選手とロシア国籍の選手は対戦後、握手を交わしていない。
クデルメトバもロシア国籍の選手のためこの試合でも握手は交わされなかった。
なお、ウクライナ侵攻が開始してからすでに約3年が経過しているが、スビトリナは今回の勝利により、侵攻開始後、対戦時にロシア国籍だった選手に対し9戦全勝としている。
試合後、カメラに「ウクライナの魂」とサインしたスビトリナ。その後の会見ではウクライナに対する想いを語った。
「私が持っているこの闘志は完全にウクライナの魂であり、私はそれを示そうとし、代表しようともしています。特に今はウクライナにとって非常に困難な時期です。戦争が続いてもうすぐ3年になります」
「試合に勝つ方法を見つけ、ウクライナの人々に少しでも光をもたらす方法を見つけることが、私の責任だと感じています。闘志を見せることは、私ができる最低限のことです」
また、ロシア国籍の選手と握手をできる日が来ると思うか問われたスビトリナは次のように答えた。
「そうなるとは思えません。これは本当にひどい気持ちだからです。誰にもこんなことを経験してほしくありません。友人が前線で死んだ、ロシア兵に殺されたというニュースで目覚めるのは、本当に本当に心が重くなります」
勝利したスビトリナは準々決勝で第6シードのE・ルバキナ(カザフスタン)と第19シードのM・キーズ(アメリカ)の勝者と対戦する。
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