追い上げ許すも逃げ切り決勝へ

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決勝進出を果たしたコスチュク
画像提供:ゲッティイメージズ

女子テニスのポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、室内クレー、WTA500)は20日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク27位のM・コスチュク(ウクライナ)が第6シードのM・ボンドロウソワ(チェコ)を7-6 (7-2), 6-2のストレートで破り、ツアー大会では今季2度目の決勝進出を果たすとともに通算2勝目に王手をかけた。

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21歳のコスチュクは今シーズン、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で四大大会初の4強を決めると先月のCymbiotika サンディエゴ オープン(アメリカ/サンディエゴ、ハード、WTA500)で準優勝。3月18日付のWTA世界ランキングではキャリアハイとなる26位を記録するなど好調を維持している。

今季クレー初戦となる今大会では1回戦で世界ランク84位のL・シゲムンド(ドイツ)、2回戦で第5シードのジェン・チンウェン(中国)、準々決勝で第3シードのC・ガウフ(アメリカ)を下し4強入りした。

昨年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で優勝したボンドロウソワと対戦したこの日の第1セット、先に2度のブレークに成功しゲームカウント5-1と大きくリードしたコスチュク。しかし、サービング・フォー・ザ・セットとなった第7ゲームで3度のセットポイントを活かせずブレークバックを許すと第9ゲームで2度目のブレークを許しタイブレークに突入。それでもコスチュクが2-2の場面から5ポイントを連取し先行する。

続く第2セット、第1ゲームでいきなりブレークに成功したコスチュク。自身はファーストサービスが入ったときに75パーセントの確率でポイントを獲得しブレークを許さず。第5ゲームで2度目のブレークを奪い、1時間35分で勝利した。

女子テニス協会のWTAは公式サイトにコスチュクのコメントを掲載し「土曜日にここに来て、最初の試合の4日前に練習したんだけど日を追うごとにプレーが悪くなっていったわテニスでは全てがギリギリのところにある。すごく調子が悪くても自分のキャリアで最高の1週間を過ごすことができるわ。今週は本当に素晴らしいプレーができたし、どの試合でもできる限りのことをしようと努力したわ」と語った。

勝利したコスチュクは決勝で第4シードのE・ルバキナ(カザフスタン)と対戦する。ルバキナは準決勝で第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)を6-3, 4-6, 6-3のフルセットで下しての勝ち上がり。

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(2024年4月21日15時01分)
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