男子テニスのリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)は20日にシングルス1回戦が行われ、第1シードで世界ランク2位のC・アルカラス(スペイン)はワイルドカード(主催者推薦)で出場している同117位のT・モンテイロ(ブラジル)と対戦したものの、試合開始2ポイント目で転倒。この影響によりゲームカウント1-1の時点で棄権を余儀なくされた。
>>【動画】アルカラスが2ポイント目で足首を捻り転倒<<
20歳のアルカラスは今季2大会に出場。先月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では準々決勝でA・ズベレフ(ドイツ)に敗れ8強。前週のIEB+アルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、クレー、ATP250)では準決勝でN・ジャリー(チリ)に敗れ4強となっていた。
第1シードとして出場する同大会では2022年に優勝、昨年は準優勝を飾っている。
そして迎えた1回戦だったが、アルカラスは2ポイント目で右足首を捻り転倒。テーピングを施しプレーを再開し第1ゲームをブレークしたものの、やはり満足な動きができず第2ゲームでブレークバックを許す。この時点でアルカラスは試合の続行が不可能と判断し棄権を申請した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはアルカラスのコメントが掲載されている。
「明日、足首の検査をする。深刻なものなのか、そうでないのかみてみるよ」
「僕の理学療法士もATPの理学療法士も、それほど深刻なものではないだろうと言っている。でもわからない。様子をみてみるよ」
「悪い感じだった。それが最初の印象だったんだ。というか、一度倒れたことで痛みを感じていたので、このままプレーを続けるのは難しいと思った」
「理学療法士からは、数ゲーム続けて調子を見るように言われた。何ポイントかプレーしても良くなる感じはなかった。痛みを感じていた。うまく動けなかったし、このまま続けるのは無理だと思った。このまま試合を続ければ悪化すると思ったから、棄権を選んだ」
アルカラスの怪我が深刻なものでないことが願われる。
また、アルカラスは思わぬ形で前年の準優勝分のポイントを守ることが出来ず、次週には今季好調の同3位J・シナー(イタリア)に535ポイント差に迫られることとなる。
アルカラスは3月に、昨年優勝のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)と4強のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)のポイント失効も待っており、厳しい戦いを強いられることになりそうだ。
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