大怪我以来の帰還「不安あった」

ゲッティイメージズ
フィリップ・シャトリエに帰還したズベレフ
画像提供:ゲッティイメージズ

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は1日、男子シングルス2回戦が行われ、第22シードのA・ズベレフ(ドイツ)が世界ランク86位のA・モルカン(スロバキア)を6-4, 6-2, 6-1のストレートで破り、6年連続7度目の3回戦進出を果たした。ズべレフは試合後の会見で、大怪我以来のフィリップ・シャトリエ(センターコート)について「不安だった」と明かしている。

>>【動画】ズベレフ 松葉杖でコートを後にする(昨年の全仏OP準決勝、転倒し大怪我)<<

>>ジョコビッチ、西岡 良仁ら全仏OP組み合わせ<<

今大会が8年連続8度目の出場となるズベレフは2021年・2022年と2年連続で4強入り。昨年はセンターコートのフィリップ・シャトリエで行われた準決勝でR・ナダル(スペイン)と対戦するもズベレフは6-7(8-10), 6-6時点で右足首を捻って転倒し、そのまま途中棄権。約7カ月の離脱を強いられる大怪我を負った。

1回戦で世界ランク294位のL・ハリス(南アフリカ)を7-6 (8-6), 7-6 (7-0), 6-1のストレートで下し初戦突破を果たしたズべレフ。2回戦はフィリップ・シャトリエの第4試合に組まれ、大怪我を負った試合ぶりに同コートに立つこととなった。

その2回戦、ズべレフは開始早々の第1ゲームでブレークに成功。その後はブレークチャンスを掴むも活かせず、第8ゲームではモルカンにブレークチャンスをが訪れる。しかし、これを凌ぎ第1セットを先取する。

続く第2セットでも第1ゲームでブレークに成功したズべレフ。第7ゲームで2度目のブレークを奪い、セットカウント2-0と勝利に王手をかける。

そして、第3セット、13本のウイナーを決めるなど開始からギアを上げたズべレフは第1ゲームから4ゲームを連取。第6ゲームではモルカンに6度のブレークポイントを握られるも全て凌ぐと直後の第7ゲームで3度目のブレークを奪い、1時間58分で勝利した。

試合後の会見でズべレフは「正直、去年のことを考えると、あそこ(フィリップ・シャトリエ)に立つのはとてもいいことだった。素晴らしい雰囲気だったと思う。僕にとっては最高の気分だったね。すべてがうまくいったことに、間違いなく満足している」とコメント。

「不安は少しあったよ。だから、試合前にコートを見に行ったんだ。あの怪我以来、このコートに立っていなかったからね。それが、自分にとってとても重要なことだったと思う。でも、またあのコートでプレーできることにとても興奮していた。できる限りのベストを尽くしたいと思っていたよ」

「僕はこの場所が好きなんだ。ここに戻ってこれるのはうれしいこと。絶対に勝ちたいし、素晴らしい成績を残したい大会でもある。まだ少し物足りない部分もあるけど、ここにいることが楽しいよ」

勝利したズべレフは3回戦で第12シードのF・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。ティアフォーは2回戦で世界ランク62位のA・カラツェフを3-6, 6-3, 7-5, 6-2の逆転で下しての勝ち上がり。

同日には第4シードのC・ルード(ノルウェー)、第9シードのT・フリッツ(アメリカ)、第15シードのB・チョリッチ(クロアチア)、第27シードの西岡良仁らが3回戦に駒を進めている。

[PR]5/28(日)~6/11(日)全仏オープンテニス WOWOWで連日生放送!
日本人選手の試合はWOWOWオンデマンドで全試合ライブ配信予定!


■放送&配信スケジュールはこちら>





■関連ニュース

・ズベレフ復帰「本当に嬉しい」
・ズベレフ 大転倒、負傷で棄権
・ジョコ 負傷ズベレフにエール

■おすすめコンテンツ

・テニス体験レッスン受付中
・無料ドロー作成ツール
・世界ランキング

(2023年6月2日17時51分)
その他のニュース
もっと見る(+5件)