男子プロテニス協会のATPは1日、公式サイトで世界ランク4位のN・ジョコビッチ(セルビア)が3日に開幕するウィンブルドン(イギリス/ウィンブルドン、芝、グランドスラム)で元世界ランク7位のM・アンチッチ(クロアチア)を新たにコーチとして招くことを明かした。
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33歳のアンチッチは現役時代、ツアー3大会で優勝を飾り、2004年のウィンブルドンではベスト4進出を果たした。更にダブルスでも5勝をあげており、2003年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)ではベスト8に進出した。しかし、現役時代は単核球症に悩まされ、2010年のBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、レッドクレー、ATP250)を最後に現役を退いた。
今季、不調が続いていたジョコビッチは5月、長年自身をサポートしてくれたコーチらチームメンバーとの契約を終了し、元世界ランク1位のA・アガシ(アメリカ)をチームに招き入れた。
新体制で臨んだ全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は、準々決勝でストレート負けを喫したが、ワイルドカードを受けて急遽参戦したAEGON国際(イギリス/イーストボーン、芝、ATP250)では大会初優勝を飾り、ウィンブルドンへ弾みをつけた。
2年ぶり4度目の優勝を狙うウィンブルドンでは、初戦で世界ランク44位のM・クリザン(スロバキア)と対戦する。
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