テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は29日に行われた男子シングルス1回戦で初戦突破を果たした第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が試合後の会見で、新コーチの
A・アガシ(アメリカ)について語った。
>>錦織vsコキナキス1ポイント速報<<>>錦織ら全仏OP対戦表<<ジョコビッチは昨年の全仏オープンで初優勝を飾り、史上8人目の生涯グランドスラム達成したが、以降はこれまでの強さが影を潜めた。
そして5月上旬に長年サポートしてくれたチームメンバーとの契約を終了し、四大大会で8度の優勝を誇る元世界ランク1位のアガシをコーチに迎えた。
記者から、アガシはいつまでローランギャロスにいるのか?と聞かれたジョコビッチは「きっと今週までだろう。彼(アガシ)は帰らなければいけない。既に予定があり、避けられない状況だった」と明かした。
「ここまでは、多くの情報とステップのようなものを与えてくれている。今の自分にはそれが必要で、彼のような人間はテニス選手として、1人の人間として、どうしたらよいかを分かっている」
「プロとしての人生をどう生きるか、今なにを選択したらその後にどうなるかを熟知している。その全てを潜り抜けているし、テニスの内からも外からも、共有出来るものを沢山持っている」
また、アンドレの存在がモチベーションへつながり、技術的に特別な指導はあったか?という問いには「話し合いをした。試合中や練習中のこと、日々の生活のことなど。自分と彼は違う点が沢山あった。だから、アドバイスや共有してくれる全てのことがとても有意義。彼はトップ選手が経験することをよく知っているから」と答えた。
「今は前向きにしか考えていない。でも、コートで歴然と変わったことが何かと言うのは、とても難しい。なぜなら、僕らはまだ一緒にいて、数日しか経っていないから。もうちょっと時間が必要。彼とのコラボレーションや友情は最高のスタートが切れてるし、よりお互いを理解して、どうなるかを見てみたい」
この日、世界ランク77位の
M・グラノジェルス(スペイン)を6-3, 6-4, 6-2のストレートで下したジョコビッチは、2回戦で
J・ソウサ(ポルトガル)と対戦する。ソウサは1回戦で
J・ティプサレビッチ(セルビア)を逆転で破っての勝ち上がり。
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