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バックハンド編

Vol.9 自分だけの武器を作ろう! バックハンド編

両手打ちバックで確実に打てるだけど今は、攻撃力がないという人は……
叩ける両手打ちを身につけよう②

戦略:クロスでバック側に寄せておいて、フォアサイドで勝負

戦略としては、両手打ちのクロスを連続して、相手をバック側に寄せておいて、ストレート(またはフォアのクロス)で勝負というのが基本パターンとなる。その後はネットに出てボレーやスマッシュで仕上げるというのは、フォアの強打の場合と同じだ。両手バック一発でエースを取ろうとする必要はないが、少なくとも高い打点からの攻撃や、クロスとストレートの正確な打ち分けは必修科目と言える。

前ページでも触れたように、「ボールをよく引きつける」というのは、両手打ちの強打では非常に大切な要素となる。打点も、フォアよりも後ろにしたほうが力を入れやすくなるし、フォロースルーもスムースにとりやすくなる。早めにテイクバックが完了していれば、振り遅れるという心配はほとんどないので、ぎりぎりまでボールを引きつけることを心がけよう。

武器を生かすための技術:浅いボールに対するフォアの攻撃的ショット

両手打ちの強打を生かすためにはそれで作ったチャンス生かす(浅いボールに対する)フォアの攻撃的ショットと、その後のネットプレイが欠かせない。また、両手打ちのリーチの短さを補うために、片手打ちのスライスもできるだけ身につけておきたい。

高い打点で叩きやすいというのも、両手打ちのメリットのひとつだが、これができるようになるには、多少コツが必要だ。まずテイクバックは、通常よりも高く引くことになるが、そのとき左肘を高く上げることで、ラケット面が上を向くのを防ぐことができる。そしてインパクトでは、肩の線(身体の軸)を前傾させて、さらに左肘でボールを押さえこむようにすることで、ボールの浮きを抑えられる。もちろん、前傾した身体の軸は、フィニッシュまで保たなければいけない。

S.グロージャンの両手打ちでの高い打点の強打
高い打点でフラット気味に打てるというのは、両手打ちの大きなメリットであると同時に、攻撃的な組み立てするにはかならず身につけなければいけない技術でもある。ポイントは上で説明した通りだが、面をかぶせるようなフォロースルーにしないという点にも注意しよう。また、その前に通常の打点でしっかり引きつけて叩く技術を身につけておかなければ、高い打点も身につかないので、基本の練習を大切にしてほしい。
A.アガシの両手打ちバックハンド・リターン
速いサーブにも強く、しっかりと打ち返せるという点も、両手打ちの大きな強みのひとつだ。ここでも、ベースとして小さな引きから叩ける技術が身についていることが大切で、それさえできれば、あとは速いサーブに慣れるだけだ。この連続写真でも、本当に最小限の引きで打っているが、それでもボールに負けることはなく、フォロースルーもしっかりと振り抜けている。また、もっと厳しい(遠い)コースに打たれた場合は、飛びつきながらインパクトで終わりという感覚のスウィングで打ち返せば良い。
A.ロディックの両手打ちでのショートクロス(倍速デジタル撮影)
質の良い両手打ちが身についていれば、このように引っかけるようなスウィングでショートクロスに打つことも可能になる。この場合も、打点が前になってしまったらボールをうまくコントロールできないし、相手に読まれないという意味でも、十分なボールの引きつけが大事になる。また、このような打ち方の応用でトップスピン・ロブも打てるので、上達するにつれて(小手先で打つような悪いクセがつかないように注意しながら)こうした多彩なショットの練習も行なっていきたい。
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(テニスジャーナル 2003年11月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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