男子テニスで昨年引退した元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)は21日、スポーツ界のアカデミー賞と呼ばれているローレウス世界スポーツ賞の「ローレウス・スポーツ・アイコン賞」を受賞。“世界的なスポーツアイコンであり、国が誇る最も偉大なアスリートの1人”と紹介されたナダルは授賞式で「特別なこと」喜びを語った。
>>【動画】ナダル、アルカラスら、豪華メンバーが授賞式に登場!笑顔で交流<<>>錦織 圭vs ブキッチ1ポイント速報<<>>錦織 圭、西岡 良仁らマドリッド・オープン組合わせ <<同賞は前年にスポーツ界で活躍した個人及び団体を選出して称える賞で、スポーツ界のアカデミー賞と呼ばれており、38歳のナダルは2011年と2021年に「年間最優秀男子選手賞」を受賞している。
ナダルはツアー通算92個のタイトルを獲得し、四大大会の1つである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で14度の優勝を誇るなど、「赤土の王者」として世界ランク1位に君臨。四大大会では通算22勝をあげている。
そして、昨年11月に行われた国別対抗戦 デビスカップファイナルズ ファイナル8(スペイン/マラガ、室内ハード)を最後に現役を引退した。
そのナダルは今回、「ローレウス・スポーツ・アイコン賞」を初受賞。
授賞式では元陸上競技選手のE・モーゼス(アメリカ)がナダルを紹介した。
「コートの外でも、彼(ナダル)は自身の財団を通じて、設立から15年を経った今もなお、数多くの若者の人生をより良いものにし続けています。ここスペインの首都から、世界的なスポーツアイコンであり、国が誇る最も偉大なアスリートの1人を讃えられることを誇りに思います。彼は勝利への不屈の意志を持ちながらも、思いやり、謙虚さ、そしてスポーツマンシップにあふれた人物です」
そして、元体操選手のS・バイルズ(アメリカ)から笑顔でトロフィーを受け取ったナダルは受賞の喜びを語るとともに、現役で活躍する選手たちへメッセージを送った。
「正直なところ、どう話し始めればいいのか分かりません。この素晴らしい瞬間のために何も準備していなかったんです。皆さんの前で話すなんて…。でも、ここにいる多くの方々は、僕が子供の頃からインスピレーションを受けてきたアスリートばかりで、皆さんの前で話すことができるのは本当に特別なことです」
「ここにいる皆さんの素晴らしいキャリアにお祝いを。そして、これからも幸運を祈っています。まだ競技を続けている皆さんへ、この瞬間を楽しんで。プロとしてのキャリアは短いものです。でも、全力を尽くし、この美しいスポーツの世界で過ごす一瞬一瞬を心から楽しみ、大切にして下さい」
また、この授賞式にはテニス界からは世界ランク3位の
C・アルカラス(スペイン)、同5位の
N・ジョコビッチ(セルビア)、同18位の
S・チチパス(ギリシャ)、女子テニスで世界ランク9位の
P・バドサ(スペイン)、同21位の
D・ベキッチ(クロアチア)らも出席した。
【テニス365チャンネル】ボレーが安定!秘密兵器を忖度無し検証
■関連ニュース
・元世界1位コーチ就任「レジェンド」・頭部にボール直撃、危険行為で失格に・国籍変更、理由はLGBTへの判決■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング