女子テニスのオープン・キャップファイナンス・ルーアン・メトロポール(フランス/ルーアン、室内クレー、WTA250)は20日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
E・スビトリナ(ウクライナ)が第3シードの
O・ダニロビッチ(セルビア)を6-4, 7-6 (10-8)の1時間58分に及ぶ熱戦の末に破り、約2年ぶり18度目のツアータイトルを獲得するとともに、1回戦から全試合ストレート勝ちでの完全優勝を果たした。
>>ダニエル 太郎vsロイエ 1ポイント速報<<31歳で世界ランク18位のスビトリナはこれまでにツアー17勝をあげており、初出場となった今大会は1回戦で
J・タイシュマン(スイス)、2回戦で
A・カリニナ(ウクライナ)、準々決勝で
J・ブザス・マネイロ(スペイン)をそれぞれストレートで下してベスト4に進出。そして準決勝では
E・ルセ(ルーマニア)に6-0, 6-2で快勝し決勝進出を果たした。
一方、24歳で世界ランク39位のダニロビッチは準々決勝で第5シードの
内島萌夏を7-6 (11-9), 4-6, 6-1のフルセットの激闘の末に破って4強入り。そして準決勝では
S・ラメンス(オランダ)を6-4, 6-4のストレートで下し決勝へ駒を進めた。
初の顔合わせとなった決勝の第1セット、スビトリナは第1ゲームでいきなりブレークを許すも、サービス時のポイント獲得率が39パーセントに留まったダニロビッチから2度のブレークを奪って先行する。
続く第2セットでは両者1度ずつブレークを奪い合い、迎えた第12ゲームでスビトリナはマッチポイントを握るもこれを活かせず。タイブレークに突入すると、スビトリナはリターンミスを犯すなどして自身から4-6となるが、2度のセットポイントをセーブし逆転。そして4度目のマッチポイントを迎えると、最後はフォアハンドウィナーを決め1時間58分に及ぶ熱戦を制した。
また、勝利したスビトリナは2023年5月のストラスブール国際(フランス/ストラスブール、レッドクレー、WTA500)での優勝以来、約2年ぶり18度目となるタイトルを獲得した。
女子テニス協会のWTA公式サイトにはスビトリナのコメントが掲載されている。
「とても気分が良いわ。良い大会だった。決勝は簡単じゃなかったけど、全試合をストレートで勝てたのは嬉しい。(クレー)シーズンのスタートとしては満足してる。自分のテニスに自信があるし、信頼してる。大会の最初から相手が良いプレーをすることもあったけど、私は落ち着いて戦い続けることができた」
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