テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は22日、男子シングルスの準々決勝が行われ、第21シードの
B・シェルトン(アメリカ)が世界ランク55位の
L・ソネゴ(イタリア)を6-4, 7-5, 4-6, 7-6 (7-4) で下し、初のベスト4進出を果たした。試合後の記者会見では、勝者に行われるオンコートインタビューのインタビュアーに苦言を呈した。
>>シェルトンら全豪OP組合せ<<>>シフィオンテクvsキーズ 1ポイント速報<<>>サバレンカvsバドサ 1ポイント速報<<22歳で世界ランク20位のシェルトンは同大会3度目の出場。今大会は1回戦で同35位の
B・ナカシマ(アメリカ)、2回戦で同182位の
P・カレノ=ブスタ(スペイン)、3回戦で第16シードの
L・ムセッティ(イタリア)を下すと、4回戦で同41位の
G・モンフィス(フランス)と対戦。しかしモンフィスが第4セットの途中で棄権を表明したため、思わぬ形で自身2度目となるベスト8進出を果たした。
準々決勝では自身の武器であるサービスと強烈なフォアハンドを駆使し、ソネゴを4セットで撃破したが、試合後に行われた記者会見では終盤に「僕から一言いいかな?」とマイクを手にし、今大会のオンコートインタビューのインタビュアーに苦言を呈した。
「最後にひとつだけ言いたいことがあるんだ。今週は放送局による選手の扱いに少しショックを受けている。ノヴァーク(ジョコビッチ)をコケにしたあの男は、たった1度の出来事ではないと思う。自分だけでなく、いろいろな人が気にしている。ラーナー・ティエンの試合でもそうだった。彼がメドベージェフに勝ったときの試合後のインタビューはちょっと恥ずかしかったし、失礼だと思った」
N・ジョコビッチ(セルビア)は19日に行われた4回戦終了後、地元放送局「チャンネル9」の番組内でリポーターを務めるトニー・ジョーンズ氏が自身やセルビアのファンを侮辱したとして抗議の意を示し、オンコートインタビューを拒否。その後ジョーンズ氏からの謝罪もあり、準々決勝ではオンコートインタビューを受けるという経緯がある。
また、自身も38歳のモンフィスとの一戦後に不快な思いをしたことを明かした。
「僕も試合後のインタビューで、何人かの違うインタビュアーに言われたコメントがあるんだ。『モンフィスは君のお父さんくらいの年齢だよ』とか『もしかしたら、彼はあなたのお父さんかもしれない』とか。今日のコートでもこう言っていた。『ベン、次の試合で誰と対戦しても、誰も応援してくれないんだよ』って。確かにそうかもしれないけど、そのコメントは敬意を表しているとは思えないんだ。人生で1度も会ったことのない人からの敬意に欠けるコメントだと思う。僕は、放送局はスポーツを成長させる手助けをするべきだと思っている。大舞台で試合に勝ったばかりの選手たちが、最大の喜びを味わえるようにね。でも、いまは否定的な意見が多いように感じる。それは変える必要があるんじゃないかな」
シェルトンは準決勝で第1シードの
J・シナー(イタリア)と激突する。シナーは準々決勝で第8シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)をストレートで下しての勝ち上がり。
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