男子テニスのヨーロピアン・オープン(ベルギー/アントワープ、室内ハード、ATP250)は20日、シングルス決勝が行われ、世界ランク60位の
R・バウティスタ=アグ(スペイン)が第5シードの
J・レヘチカ(チェコ)を7-5, 6-1のストレートで破り、2022年7月のジェネラリ・オープン(オーストリア/キッツビュール、レッドクレー、ATP250)以来 約2年3ヵ月ぶりとなるツアー12勝目を果たした。
>>錦織 圭、ティーム、ズベレフら エルステ・バンクOP組合せ<<>>内島 萌夏、日比野 菜緒ら 東レPPO組合せ<<元世界ランク9位で36歳のバウティスタ=アグ。昨年は足の負傷の影響でチャレンジャー大会にも多く出場し、世界ランクも今年6月には122位を記録など大きく順位を下げていたが、今大会は
L・ヴァン・アッシュ(フランス)や
T・M・エチェベリー(アルゼンチン)、
F・オジェ アリアシム(カナダ)、
H・ガストン(フランス)を下し決勝に進出。
決勝戦ではレヘチカに12本ものサービスエースを決められたものの、計4度のブレークに成功。サービスゲームではファーストサービスが入ったときに79パーセントの確率でポイントを獲得するなどレヘチカのブレークを1度に抑え、1時間15分で勝利した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはバウティスタ=アグのコメントが掲載されている。
「この1勝はとても特別なものだ。昨年は足をけがして、今年はハードに戦わなければならなかった。世界ランキングは120位まで落ちたけど、それでも僕は笑顔で練習に取り組んでいたし、もっといい選手になるために、キャリアの最後まで戦おうとしていたんだ。このような1週間を過ごすに値すると思えるよ」
36歳でのツアー制覇は今シーズンにおいて、37歳の
N・ジョコビッチ(セルビア)がパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)で金メダルを獲得したことに続く2番目の年長記録。ATPツアーでは今季最年長の王者となった。
21日付の世界ランク更新では約1年ぶりにトップ50復帰となる。
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