男子テニスのロレックス・上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)は13日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
J・シナー(イタリア)が第4シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を7-6 (7-4), 6-3のストレートで破り、大会初制覇を達成した。
>>シナーvsジョコビッチ 1ポイント速報・結果<<>>シナー、ジョコビッチら 上海マスターズ組合せ<<両者は8度目の顔合わせ。ジョコビッチが4勝3敗としているものの、直近の2試合である昨年のデビスカップファイナルズのファイナル8(スペイン/マラガ、室内ハード)と、今年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)の準決勝ではともにシナーが勝利している。
12日行われた準決勝で第30シードの
T・マハーチ(チェコ)をストレートで下したシナーは、同大会初の決勝進出を決めるとともに、史上19人目となる年間世界ランク1位の座を確定させた。
決勝戦、序盤は互いに様子を見る展開が続くなか徐々にギアを上げていく両者。そのままブレークチャンス自体がともに0に終わりタイブレークに突入するが、シナーが先行する。
第2セット、主導権を握りたいシナーは第4ゲームでブレークチャンスを掴むと、最後は強烈なフォアハンドウィナーを決めこの試合両者を通じて初のブレークに成功。ここからもう一段階ギアを上げたシナーはジョコビッチに1度もブレークポイントを与えることなく、1時間37分で勝利した。
一方、敗れたジョコビッチは
J・コナーズ(アメリカ)、
R・フェデラー(スイス)に続く史上3人目の偉業となる100度目のツアータイトル獲得に王手をかけていたが、あと一歩のところでシナーに阻まれることとなった。
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