女子テニスのリベマ・オープン(オランダ/スヘルトーヘンボス、芝、WTA250)は14日、シングルス準々決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク228位の
B・アンドレースク(カナダ)が同じくワイルドカードで出場した同125位の
大坂なおみを6-4, 3-6, 7-6 (7-3)のフルセットで破り、ベスト4進出を果たした。
>>【動画】大坂なおみ撃破の瞬間!アンドレースクが熱戦制し4強<<23歳で元世界ランク4位のアンドレースクは負傷でツアーから離脱していたものの、前週の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で約10ヵ月ぶりに復帰。同大会では2試合に勝利し3回戦に進出した。
サーフェスを芝に移し復帰2大会目としてリベマ・オープンに出場。2試合に勝利しベスト8へと駒を進めた。
大坂とアンドレースクはともに全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)での優勝経験があり、準々決勝は元全米オープン女王対決となった。
この試合、第1セットは序盤から互いにサービスゲームをキープし続けるも第4ゲーム途中で雨天により試合が一時中断。約2時間30分中断した。
再開後、第7ゲームで先にブレークしたアンドレースクがそのリードを守り切り先行する。第2セットは先に2度ブレークを許し追いかける展開となると、1度ブレークを返したものの、追い上げはここまで。セットカウント1-1に追いつかれる。
ファイナルセット、先にブレークに成功しゲームカウント5-2とリードしたアンドレースクだったが、そこから追いつかれタイブレークへ。嫌な流れとなるが、4度のミニブレークを奪い、2時間15分で勝利した。
女子テニス協会のWTA公式サイトにはアンドレースクのコメントが掲載されている。
「これが私たちのスポーツをやっている理由なの。このような選手に勝つことは、少なくとも私にとっては自分がいまどのレベルにいるのか示してくれる」
「彼女(大坂)は信じられないようなプレーをするときもあれば、そうでないときもある。だから、私にとって重要なのはできるだけ安定したプレーを続けること。今日の私のリターンは、セカンドサーブをコントロールすることが目標だったの」
「私は決してあきらめない。今日はたくさん走ったね。本当に勝ちたかった。それが大きな違いを生んだと思う」
勝利したアンドレースクは準決勝で予選勝者で世界ランク138位の
D・ガルフィ(ハンガリー)と対戦する。ガルフィは準々決勝で同400位の
A・クルニッツ(セルビア)を下しての勝ち上がり。
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