男子テニスで世界ランク121位のT・アトマネ(フランス)は28日に自身のSNSを更新し、26日に行われた全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)男子シングルス1回戦で観客にボールをぶつけた行為について謝罪した。
>>【動画】怒り任せにボール打ち観客に直撃、失格処分下されず<<>>【動画】加藤 未唯がボールをぶつけてしまったシーン(昨年の全仏OP)<<22歳のアトマネは26日に同大会の1回戦で世界ランク45位の
S・オフナー(オーストリア)と対戦。アトマネは第1・第2セットを獲得し勝利まであと1セットとした。
しかしここからオフナーの反撃にあい第3セットを落とすと、第4セットも開始から2度のブレークを許しゲームカウント0-4と大きくリードされる。
するとゲームカウント1-4の30-30の場面でアトマネは苛立ちを見せボールを怒り任せに打つと観客席にいた女性にボールが直撃。試合が一時中断となるとスーパーバイザーも駆けつける事態となる。しかし、話し合いの結果、失格処分などの重い処分は科されず、警告に留まった。
その後、試合は再開されたが、結局アトマネはオフナーに逆転を許し6-3, 6-4, 6-7 (2-7), 2-6, 5-7のフルセットで敗れた。
昨年の全仏オープンの女子ダブルス3回戦では
加藤未唯がボールガールにボールをぶつけてしまい失格に。しかし、今回アトマネは観客にボールをぶつけたものの失格にはならなかった。
物議を醸したアトマネは28日、自身のインスタグラムのストーリーズを更新し謝罪した。
「こんにちは。僕が直面している昨夜起こった小さな出来事についてお話しします」
「第3セットを落とし、第4セットで1-4とリードされた後、ゼバスティアン(オフナー)がブレークポイントの危機をセーブし、彼が僕にボールを送り返した瞬間、僕はフラストレーションからネットにボールを打つことにしました。すると同時にストリングが切れてしまい、自分のボールがコートを越えて観客の脚に直接当たっていることに気づきました」
「明らかに、僕の最初の気持ちは謝りに行くことだったが、自分の行動にショックを受け混乱していたため、何の反応も浮かびませんでした。まるで停電のように脳のスイッチが切れてしまい、何も考えられなくなってしまいました。私は精神面についてとても努力しているし、私を知っている人たちは、私が完璧にはほど遠いとはいえ、フラストレーションやストレス・マネージメントがかなり進歩していることを知っています」
「この行動をメディアでご覧になったと思いますが、意図的なものではありません。感情的になってしまったことをお許しください。そして何よりも、観客の女性に個人的に謝罪したいと思います」
「現在、私の代理人や大会主催者と協力して、彼女に直接伝え、私のサイン入りラケットを渡す方法を探しているところです(もちろん、彼女が承諾すればの話ですが)」
「私はトーナメントでの行動による経済的影響を引き受けます。涙を流しながらこれを書いているのは、私が非常に繊細な人間であり、このような状況に陥ったことが私に深い影響を与えたからです」
「私のメッセージが届くことを心から願っています。また近いうちにお会いしましょう」
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