男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)に出場する元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)が大会前の記者会見に登場し「最後の年として、1秒1秒を楽しみたい」と明かした。
>>ナダル、西岡 良仁らバルセロナOP組合せ<<>>大坂 なおみ、日比野 菜緒ら WTA250ルーアン組合せ<<37歳のナダルは今年1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)で約1年ぶりにツアーに復帰し8強入りしたものの、同大会で左脚を負傷。その後、公式戦の欠場が続いている。
過去12回の優勝を誇るバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル1回戦では、世界ランク62位の
F・コボッリ(イタリア)と対戦する。
「この大会にはたくさんのいい思い出がある。残念ながらここ数年はここに来ることができなかった。でも今回は幸運にも、直前の決断でここに来ることができた。この1週間のトレーニングは、すべてにおいてポジティブなものだったと思う。明日はコートに立つよ」
「股関節の大きな手術をして、回復するのに1年くらいかかった。そうなると、難しい。身体にはいろいろなことが起こるし、そのせいで思うようにスケジュールをこなせなかった。できるときはできるし、できないときはできない。大会を欠場するのは心苦しいが、それが現実だ。人生を通して僕に起こったすべての良いことを天秤にかけなければならない。キャリアのこの時点では、不幸かどうかは別として、僕は違う状況にいるんだよ」
「プレーできなかったことを悔やむよりも、ここにいることが幸せなんだ。個人的なレベルでは、バルセロナにいることはそれだけで僕にとっては贈り物だ。最後の年として、1秒1秒を楽しみたいんだ。そうすることで、すべてが少し特別なものになる。今、僕はそう感じている。先週、モンテカルロに行けなかったのは痛かったけど、幸運なことに今週は状況が良くなっている。明日プレーする準備はできている」
「これ以上、自分の準備について考える必要はない。状況はわかっている。何が起こるかわからないし、準備万端というだけ。でも、僕は現実的だし、ここにいるだけでエキサイティングだし、この大会、このコートでプレーできることが幸せなんだ」
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