国内最大

総合テニス専門サイト「テニス365」

tennis365.net

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

誤審が影響「全く違う結果になった」

ステファノス・チチパス
決勝に進出したチチパス
画像提供: ゲッティイメージズ
男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は13日、シングルス準決勝が行われ、第12シードのS・チチパス(ギリシャ)が第2シードのJ・シナー(イタリア)を6-4, 3-6, 6-4のフルセットで破り、2022年以来2年ぶり3度目の決勝進出を果たすとともに大会3度目の優勝に王手をかけた。試合後の会見で勝利したチチパスはファイナルセットでの誤審について言及した。

>>【動画】シナーが誤審でブレークを逃した場面<<

>>ルードvsチチパス、モンテカルロMS決勝 1ポイント速報<<

2021年と2022年に同大会2連覇を飾っているチチパスだが、今季はマッチ11勝6敗と少し苦しみ、世界ランクもトップ10から陥落し12位へと下げているなかで今大会を迎えた。

それでも、今週は1回戦で世界ランク34位のL・ジェレ(セルビア)、2回戦で同31位のT・M・エチェベリー(アルゼンチン)、3回戦で第5シードのA・ズベレフ(ドイツ)、準々決勝で第15シードのK・ハチャノフをいずれもストレートで破り4強入り。クレーコートが得意な強敵を下してきた。

そして準決勝、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で自身初となる四大大会制覇を達成し、2月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)と先月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)でも優勝を果たすなど絶好調の22歳シナーと顔を合わせた。

第1セット、チチパスは第3ゲームでブレークに成功し先行する。しかし、続く第2セット、開始から3ゲームを連取されるとリターンゲームで6度のブレークチャンスを活かせず、1セットオールに追いつかれる。

迎えたファイナルセット、チチパスは第1ゲームでいきなりブレークを許す。そして第5ゲーム、ブレークポイントを握られた場面でチチパスのセカンドサービスを返球したシナーがその後のストロークをミスしこのポイントを凌ぐ。シナーはこのセカンドサービスがフォルトであったと主審に告げるもプレーを止めずに続けてしまったため、ポイントはそのままチチパスに入った。

機械によるチャレンジシステムが採用されていない今大会だが、中継で流れた機械映像ではチチパスのサービスがフォルトであったことが映された。本来はチチパスのダブルフォルトによりシナーが2ブレークアップとなっていただけに大きな誤審となった。

結局このゲームはチチパスがキープ。するとシナーは直後の第6ゲームから右脚に痙攣を起こしはじめ、第7ゲーム終了後にメディカルタイムアウトを取り治療。治療後も本来のプレーができないシナーに対し第7ゲームから4ゲームを連取したチチパスが2時間40分で勝利した。

試合後の会見でチチパスは「とても安定していて、ショットの質も素晴らしかった。最初から最後までクリーンな試合ができた。クロスでのプレーもダウン・ザ・ラインでのプレーと同じくらい良かった。最初からゾーンにいるような感じで、とてもいい感じだった。第3セットでも良いスタートを切ることが重要だった」と試合を振り返った。

また、ファイナルセットでの誤審について言及したチチパスは次のように答えた。

「僕よりも相手に大きな影響を与えたかもしれない。あの瞬間、僕は既にブレークダウンしていた。もちろん、2度ブレークを許せば楽になるわけではないからね(笑)。あそこでサーブをキープするだけでも重要だった。あれがコールされていたら、試合は全く違う結果になっていたと思う」

「クレーコートには他のサーフェスでは見られないおかしなことがたくさんある。その1つがラインコールであり、コートについたマークで確認するからね。クレーでたくさんプレーしてきた者として、僕は自分の判断でコールをするようにし、線審にはあまり頼らないようにしている。いつもベースラインやサイドラインに近い球でアウトになりそうな球を打つときは、その球を打ってポイントを続ける前に様子を見ているよ」

勝利したチチパスは決勝で第8シードのC・ルード(ノルウェー)と対戦する。ルードは準決勝で第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を6-4, 1-6, 6-4のフルセットで下しての勝ち上がり。

[PR]4/15(月)~21(日)「男子テニスATPツアー500 バルセロナ」
4/24(水)開幕「錦織 圭 出場!男子テニスATPツアーマスターズ1000 マドリード」
WOWOWオンデマンドでライブ配信!


■WOWOWオンデマンドはこちら>




■関連ニュース

・ジョコ 準決勝で敗退「がっかり」
・シナー敗退、重要場面で誤審の不運
・ジョコ撃破 6度目の対戦で初

■おすすめコンテンツ

・テニス体験レッスン受付中
・無料ドロー作成ツール
・世界ランキング
(2024年4月14日16時28分)

その他のニュース

12月11日

全豪OP前哨戦 トップ10が5名出場 (17時20分)

ティーム 人道貢献賞受賞で手記公開 (15時42分)

錦織、大坂ら2025日本代表に選出 (12時52分)

思い出の試合【第14位】1996年フェドカップ 日本vsドイツ (11時32分)

世界1位シナー 2年連続で人気投票トップ (9時05分)

齋藤咲良、元世界14位にストレート勝ち (7時18分)

12月10日

豪を牽引したデ ミノーら共同受賞 (17時13分)

サバレンカ 最優秀選手賞を受賞 (15時21分)

内島と大坂がトップ100、9日付世界ランク (12時58分)

思い出の試合【第15位】2022年 レーバーカップ (11時54分)

西岡良仁が日本勢トップ 9日付世界ランク (9時08分)

世界19位、大坂の元コーチ招へい (7時29分)

12月9日

マレーら 今季引退の13選手一覧 (17時22分)

18歳の坂本怜「伸びしろしかない」 (15時36分)

ジョコ×マレーどうなる? (15時04分)

坂本怜 ヨネックスと総合契約 (14時21分)

思い出の試合【第16位】1995年 ウィンブルドン 4回戦 (11時14分)

【日本リーグ女子】4チームが無傷で2ndステージへ (9時05分)

【日本リーグ男子】1stステージ終了 (7時53分)

【動画】1995年フェドカップ ワールドグループ1回戦 日本vsドイツ 伊達公子vsグラフ (0時00分)

12月8日

坂本怜 飛躍の今季「ランクアップ」 (20時48分)

錦織圭が期待、坂本怜に「可能性」 (19時49分)

錦織圭 被災明かす「大変だった」 (18時59分)

出産から復帰後3大会で単複決勝へ (15時50分)

引退した国枝慎吾が小田凱人を撃破 (14時53分)

錦織圭とダニエル太郎が初対戦 (13時15分)

【1ポイント速報】錦織圭vsダニエル太郎 (11時58分)

思い出の試合【番外編】2010年 ウィンブルドン 1回戦  (11時25分)

【日本リーグ女子】島津製作所ら2連勝 (9時40分)

【日本リーグ男子】三菱電機ら3連勝 (8時54分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る


テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!