男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は13日にシングルス準決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)は第8シードの
C・ルード(ノルウェー)に4-6, 6-1, 4-6のフルセットで敗れ準決勝敗退となり、決勝進出を逃した。
>>【動画】ジョコビッチ撃破!ルード勝利の瞬間<<>>ルード、チチパスらモンテカルロMS組合せ<<世界ランク1位で36歳のジョコビッチが同大会に出場するのは17度目。2013年と2015年には優勝を飾っている。
今大会は上位8シードが1回戦免除のため、ジョコビッチは2回戦から登場。2回戦で同41位の
R・サフィウリン、3回戦で同24位の
L・ムセッティ(イタリア)、準々決勝で第11シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)を下し4強入りした。
準決勝では過去5度の対戦で1度も負けたことがなく、セットも奪われたことのない同10位のルードと顔を合わせた。
この試合の第1セット、ジョコビッチは第5ゲームまでに2度のブレークを許しリードされる。第6ゲームで1度はブレークバックしたものの、その後はブレークを果たせず、ルードに初めてセットを奪われる。
それでも、第2セットはジョコビッチがより攻撃的なプレーで11本のウィナーをルードから決めると、2度のブレークに成功し1セットオールに追いつく。
しかしファイナルセット、両者1度ずつブレークを奪い合い迎えた終盤の第10ゲームで、ジョコビッチはストロークとボレーのミスを重ね0-40と3本のマッチポイントとなるブレークポイントを握られる。2本はしのいだジョコビッチだったが、30-40となったところで痛恨のダブルフォルトを犯し、6度目の対戦で初めてルードに敗れた。
ジョコビッチは今季、今大会が個人戦3大会目の出場。1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は4強、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は3回戦、そして今大会は4強と、世界ランク1位は維持しているが今季はまだ決勝進出がない。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはジョコビッチのコメントが掲載されている。
「もちろん、このような試合に負けたことは残念だ。接戦だった」
「キャスパー(ルード)おめでとう。彼は本当にいいプレーをした。特に第1セットと第3セットの序盤でね。僕にもチャンスはあったけど、最後のゲームはよくなかった。ミスもあったし、彼は最後のショットまで堅実で、勝利に値したと思う」
「ポジティブなことは、第1セットを落とした後、なんとか挽回し試合の中で強さをみつけることができたことだ。だから、今大会からポジティブなことも確かに得られたけど、もちろん負けたことにはがっかりしている」
ジョコビッチは次戦、4月24日に開幕し決勝が5月5日に行われるムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)に出場するため、4月の段階でツアー大会での決勝進出はないことが確定。これはジョコビッチが世界ランキングでトップ10に定着した2007年以降の18年間で、わずか2度目となる異例の事態となっている。
「結果に対する期待という点では本当に高い水準に慣れているので、タイトルを獲得できないことは過去15年間と比べて、決していいシーズンとは言えないかもしれない」
「でも、オーストラリアで準決勝、ここで準決勝を経験した。今年は3大会しかプレーしていないから、もちろんスタートがうまくいかないシーズンがあるのは普通のこと。そして今がその状況だ」
「いいテニスができたので、ここから結果を積み重ねていけるといいね。次の大会ではもっといいプレーができることを願っているよ」
ここからジョコビッチがどこまでの巻き返しを見せるのか、注目される。
一方、勝利したルードは決勝で第12シードの
S・チチパス(ギリシャ)と対戦する。チチパスは準決勝で第2シードの
J・シナー(イタリア)を下しての勝ち上がり。
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