女子テニスのカタール・トータルエナジー・オープン(カタール/ドーハ、ハード、WTA1000)は12日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク747位の
大坂なおみが第15シードで同21位の
C・ガルシア(フランス)を7-5, 6-4のストレートで破り、先月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)のリベンジを果たすとともに初戦突破を決めた。
>>【動画】大坂 なおみ ガルシア撃破の瞬間、最後は強烈なリターンが炸裂<<>>大坂 なおみ、シフィオンテクらドーハ組合せ<<スペシャルランキング(出産や負傷などによる長期離脱選手の救済制度)46位を利用して出場する大坂は昨年7月に出産し、今シーズンの開幕とともにツアーに復帰。開幕戦となった1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、WTA500)で初戦突破して以降、出場した2大会はいずれも初戦で姿を消している。
両者は3度目の顔合わせで1勝1敗。直近の対戦は先月の全豪オープン1回戦で、大坂は4-6, 6-7 (2-7)のストレートで敗れている。
この日の第1セット、第2ゲームで3度のブレークポイントを握られた大坂だったが強烈なサービスエースを決めるなどし凌ぐ。しかし、第5ゲーム、ガルシアの強烈なショットに苦しむと最後はネット際でスマッシュを決められブレークを許す。その後のリターンゲームではチャンスを掴めずゲームカウント4-5とされる。
それでもガルシアのサービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲーム、鋭いリターンからブレークバックのチャンスを掴んだ大坂。最後はガルシアの返球がアウトとなり土壇場でブレークバックに成功する。直後の第11ゲームで2度のブレークポイントを凌ぎキープし流れを引き寄せると第12ゲームで2度目のブレークを奪い先行する。
続く第2セット、互いにサービスキープを続け終盤へ。迎えた第9ゲーム、大坂がブレークチャンスを掴むと最後は強烈なフォアハンドショットが炸裂。ブレークに成功して1時間29分で勝利した。
勝利した大坂は2回戦で世界ランク67位の
P・マルティッチ(クロアチア)と対戦する。マルティッチは1回戦で同43位の
A・ルス(オランダ)を7-5, 3-6, 7-6 (7-5)のフルセットで下しての勝ち上がり。
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