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王者ジョコ 全豪OP準決勝で敗退

ノヴァーク・ジョコビッチ
準決勝で敗れたジョコビッチ
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は26日、男子シングルス準決勝が行われ、第1シードで大会10度の制覇を誇る王者N・ジョコビッチ(セルビア)は第4シードのJ・シナー(イタリア)に1-6,2-6,7-6 (8-6),3-6で敗れ、決勝進出を逃し敗退となった。

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大会10度の優勝を誇り、四大大会では通算24度のタイトルを獲得している王者ジョコビッチ。今大会も5試合に勝利して全豪オープンのマッチ連勝記録を33に伸ばし、女子元世界ランク1位のM・セレス(アメリカ)に並んで4強入りした。

第1セット、第2ゲームでシナーにブレークチャンスを握られると、最後はドライブボレーを叩きこまれ早々にブレークされる。その後もミスを重ねるジョコビッチは第6ゲームでもブレークを奪われ、34分で先行された。

第2セットでもジョコビッチは第3ゲームで先にブレークされ一方的な展開に。会場が異様な雰囲気に包まれるなかシナーのサービスゲームをブレークすることができず、第2セットも落としセットカウント0-2と崖っぷちに立たされた。

第3セット、意地を見せたいジョコビッチはサービスゲームのキープを続け終盤へ。ゲームカウント5-5の40-40、ジョコビッチのサービスで迎えた場面では観客席に急病人があり、約10分間中断。再開後にキープし、タイブレークへ突入すると、シナーにマッチポイントを握られながらも粘りのプレーを見せ、接戦をものにしセットカウント1-2と反撃する。

第4セット第4ゲーム、ジョコビッチのサービスゲームで40-0となるもそこからポイントを連取されると、最後はラリー戦の末にバックハンドがアウトになり、このセットも先にブレークを許す。その後挽回できなかったジョコビッチは、3時間22分で力尽きた。

ジョコビッチが全豪オープンで敗れるのは2018年4回戦でのチョン・ヒョン(韓国)戦以来 6年ぶりで、その後は新型コロナウイルスのワクチン接種に関する問題で欠場した2022年以外はすべての試合で勝利をあげていた。

勝利したシナーは四大大会初制覇をかけ、決勝で第3シードのD・メドベージェフと第6シードのA・ズベレフ(ドイツ)のどちらかと対戦する。

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