男子テニスで元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)は12月31日にブリスベン国際(オーストラリア/メルボルン、ハード、ATP250)の会見に登場し「戦う準備はできている」と語った。
>>【動画】ナダル1年ぶり実戦、ダブルスのハイライト!<<>>ナダル、マレーらブリスベン国際の組合せ<<>>大坂 なおみ 復帰戦 1ポイント速報<<37歳のナダルは、昨年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)を最後にツアーを離脱。
5月に行われた会見では2024年シーズンでの引退を示唆したものの、6月に左大腰筋の関節鏡手術を受けリハビリに励み、10月以降はコートで練習する様子を定期的に自身のSNSで公開してきた。そして12月に入り、ブリスベン国際で約1年ぶりにツアーに復帰することを発表した。
ナダルは同大会のシングルスとダブルスにいずれもワイルドカード(主催者推薦)でエントリー。
31日にまずは
M・ロペス(スペイン)とペアを組みダブルスに出場。試合は
M・パーセル(オーストラリア)/
J・トンプソン(オーストラリア)組に4-6,4-6のストレートで敗れたものの、約1年ぶりに実戦復帰を果たした。
ナダルはシングルス1回戦で元世界ランク3位の
D・ティーム(オーストリア)と対戦することが決まっている。男子プロテニス協会のATP公式サイトには31日に会見に臨んだナダルのコメントが掲載された。
「最後のシーズンになるだろうと言うことの問題点は、将来何が起こるか100%予測できないことだ。だから『おそらく』と言っているんだ」
「このオーストラリアでプレーするのが最後になる可能性が高いのは明らかだ。でも、もし来年僕がここにいたとしても『君はこれが最後のシーズンになるって言ったじゃないか』なんて言わないでくれよ」
「これから6ヵ月後、自分がどうなっているかは予測できない。過去20年間と同じようにテニスを楽しめるかどうかもわからない。自分の身体が競争力を発揮できるかどうかもわからない。つまり、最も重要な大会で勝つことではなく、コートに立つこと、そして誰とでも戦えることを実感することが僕を幸せにしてくれるんだ」
「今の練習には満足している。もちろん、以前抱いていたような期待はしていない」
「もう1年だ。手術もした。まともなレベルで練習できない期間が長かった。僕にとってはどうなるかちょっと予測できないんだ。試合に出ることと練習することは違う。でも、ここでみんなと練習しているという点では、自分がプレーした選手たちに対して競争力を感じることができているので、とても満足しているよ」
「ここに来るチャンスがあるかどうか、練習を楽しんでいるかどうか、1ヵ月前にはわからなかったんだ。戦う準備はできていると感じている。試合では何が起きるかはわからないよ」
ナダルのシングルス初戦は2日に行われる見通しとなっている。
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