男子テニスで元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)が6日、SNSを更新。けがや手術で苦しんだ1年を振り返り、復帰を果たす来シーズンに向けて思いを語った。
37歳のナダルは今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)2回戦で左股関節付近を痛めながら
M・マクドナルド(アメリカ)と対戦し、ストレート負け。その後ツアー復帰が叶わず、5月にラファ・ナダル・アカデミーで開かれた会見で全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)の欠場と長期の休養に入ること、そして2024年シーズンでの現役引退の可能性を示唆した。
そして今月1日、31日に開幕するブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)で約1年ぶりのツアー復帰を果たすと発表。4日にはSNSで「発表するのを恐れていた」とも明かしていた。
6日にもSNSにコメントを残したナダルはこの1年を振り返るとともに、競技生活に戻れること以外は何も望んでいないと決意を語った。
「毎週毎週クレーコートシーズンで再び戦えるように努力し、落胆から落胆を繰り返し、多くの局面をくぐり抜けた長い1年だった。そしてその努力を辞める決断をしなければならず、もう十分だと言い聞かせ、明確な解決策を探した。それが手術だったんだ。それからは全てが新しい領域であり、難しい道のりだった。しかし、常に復帰への願いを持っていた。もちろん、多くの不安もあった。この瞬間が来るのかどうか不可能に思える時期も何度かあった。それでも努力し続ける精神と希望を持ち続けており、いま、準備ができた」
「正直どのレベルかは分からないし、何を期待できるかも分からない。全く分からないんだ。でも、今はそんなことはどうでも良い。復帰できることに喜びを感じているし、楽しむための努力をするという素晴らしい興奮を抱いている。そして、競争心を持てるだろうと信じている。そしてやっと再び戦うことを可能にしてくれるレベルで良いトレーニングが日々できるようになっている。多くの局面をくぐり抜けてきた。過去にも出場し、親しみのあるATP250大会に戻って来る。難しい大会になることは分かっている。でも戦う準備ができていると願っている。競技に戻れること、それ以外は何も望んではいないんだ」
ナダルはブリスベン国際に出場した後、1月14日に開幕する全豪オープンへの出場も予定している。
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