女子テニスの東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2023(日本/東京、ハード、WTA500)は28日、シングルス2回戦が行われ、第4シードの
M・サッカリ(ギリシャ)が今大会での引退を表明している世界ランク331位の
土居美咲を6-3, 6-1のストレートで破り、ベスト8進出を果たした。試合後の会見でサッカリは「彼女の最後の試合を戦えたことを光栄に思っている」と明かした。
>>シフィオンテクら東レPPO組合せ<<>>西岡、アルカラスらチャイナOP組合せ<<世界ランク6位のサッカリは今季、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で3回戦敗退となると残りの3つの四大大会では全て初戦敗退。最高成績は先月のムバダラ・シティ・オープン(アメリカ/ワシントン、ハード、WTA500)準優勝となっていたが、前週のグアダラハラ・オープン・アクロン(メキシコ/グアダラハラ、ハード、WTA1000)で自身2度目のツアー優勝を果たすと共に「WTA1000」初タイトルを掲げた。
2021年の東京オリンピック(日本/東京、有明テニスの森、ハード)以来の日本での試合となったサッカリ。今大会の上位4シードは1回戦免除のため、2回戦が初戦となった。
この日、サッカリはファーストサービスが入ったときに87パーセントの高い確率でポイントを獲得し1度もブレークチャンスを与えず。6度のブレークチャンスの内4度をものにし、1時間5分で勝利した。
試合後の会見でサッカリは「今日は土居選手が最後の試合ということでとても感情的になったわ。ただ、私にとっては良い試合ができたと思う。先週のグアダラハラから良い状態が保てているので、この後もそれを続けられればと思う」とコメント。
試合後にネットで土居にかけた言葉について明かしメッセージも贈った。
「その時は土居選手が本当に感情的になっていた。ただ私は彼女に対して素晴らしいテニス人生だったということ、そして彼女の最後の試合を戦えたことを光栄に思っていると伝えたかった。彼女はテニス界でも優れた人で数多くの選手からリスペクトを受ける選手の1人なので、私としても彼女に対して精一杯の敬意を払いたいと思った。そして土居選手にはこれから先の人生も楽しんでほしいと思うわ」
勝利したサッカリは準々決勝で第5シードの
C・ガルシア(フランス)と対戦する。ガルシアは2回戦で世界ランク28位の
A・カリーニナ(ウクライナ)を6-4, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。
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