男子テニスの珠海選手権(中国/珠海、ハード、ATP250)は20日、シングルス1回戦が行われ、第8シードで世界ランク46位の
西岡良仁が同149位のT・アトマネ(フランス)を0-6, 6-4, 6-2の逆転で破り、大会初の初戦突破を果たした。
27歳の西岡は6月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で今季2度目のグランドスラム16強入り。しかし、その後、肘の痛みもあり、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)と全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を含めた6大会でマッチ1勝しか挙げられていない。
2019年以来4年ぶり2度目の出場となった西岡は1回戦、21歳のアトマネと初めて顔を合わせた。この日の第1セット、193センチの長身から繰り出される強烈なサーブとフォアハンドに苦しむと1ゲームも取ることができず、28分で先行される。
それでも続く第2セット、西岡は第1ゲームでいきなりブレークに成功。その後のサービスゲームで1度もブレークチャンスを与えず、サービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームをラブゲームでキープし、1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、西岡は第2セットと同様に第1ゲームでブレークに成功。その後はブレークバックのチャンスを与えず、第7ゲームで2度目のブレークを奪い、1時間55分で勝利した。
勝利した西岡は2回戦で世界ランク162位の
L・ハリス(南アフリカ)と対戦する。ハリスは1回戦で同300位の
J・ヴェセリ(チェコ)を6-4, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。
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