男子テニスで世界ランク469位の
N・キリオス(オーストラリア)が14日、女子テニスで世界ランク9位の
M・サッカリ(ギリシャ)が選手のドーピング検査について「恐ろしい」と発言した旨を記載したSNS投稿に「そうでもないよ(笑)」とコメントした。
>>ハレプへ4年間の出場停止処分が下った経緯<<事の発端は今月12日、テニスの不正を監視することを目的とした機関、ITIA(国際テニス インテグリティ・エージェンシー)がドーピング検査の陽性反応とアスリート・バイオロジカル・パスポートの不正に関し、女子テニスで元世界ランク1位の
S・ハレプ(ルーマニア)が4年間の出場停止処分が下った一件。
ハレプはすぐさま上訴する意向を示したが、現役選手にはドーピング検査における不安や改善点などが質問されるなど大きな関心が寄せられている。
サッカリは現在出場中のCymbiotika サンディエゴ オープン(アメリカ/サンディエゴ、ハード、WTA500)記者会見で「ひとつ確実に言えるのは、どんな選手、どんなアスリートに対しても、あらゆる状況に対する彼らのやり方は、ただただ恐ろしいということ。電解質すら摂れなくなるところまでいきそうね。ありがたいことに、私はそういう立場になったことがないわ。絶対にそうなりたくないけどね。サプリメントに関係するものにはとても気をつけてきた。でも、そのプロセスがどうなっているのか、密室でどんなことが行われているのかは知らないの。誰が発言権を持っているのか分からない。私にはわからないから」とコメント。
続けて「ドーピング防止アプリに関する居場所のアプリを改善したい。うまく機能していないの。毎日、時間帯を知らせてくれるはずなのにそれがない。彼らはそれを改善しようとしたが、あまりうまく機能していない。私たちは他のスポーツの選手に比べて移動が多い。とてもストレスがたまる。ほとんど毎晩トイレに起きなくてはいけない。トイレの時間帯が近ければ『行くか?行かない方がいいのか?彼らが来たら待つのか?』ってとにかくストレスがたまるの」と明かしていた。
そのことを伝えたSNSを見たキリオスはコメントするかたちで自身の意見を述べた。
「そうでもないよ(笑)。5セットバトルではバナナとコーラで走るんだ。僕の戦績がそれを物語っている。選手たちは、陰口を叩くのをやめた方がいいかもしれないね。1日の終わりに鏡を見て、うん、僕はちゃんとやったよって言うんだ。難しくはないよ」
今回のハレプへの処分は今後のドーピング問題や調査の仕方など、大きく変化するきっかけとなるかもしれない。
■関連ニュース
・錦織「痛みがひどくなった」・大坂 なおみ「私を心配する人へ」・フェデラー祝福「何年も応援してた」■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング