テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は31日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク36位の
M・ベレッティーニ(イタリア)が同73位の
A・リンデルクネシュ(フランス)と対戦。しかし、ベレッティーニからみて第2セット、ゲームカウント3-5の40-40の場面でボールを追いかけた際に右足首を負傷し涙の途中棄権となった。ベレッティーニはコート上では歩けていたものの、コート裏からスタジアムを出るときには車いすを使用しており、重傷の可能性がある。
>>【動画】ベレッティーニが転倒する場面<<>>アルカラス、ジョコビッチら全米OP組合せ<<元世界ランク7位で27歳のベレッティーニは強烈なフォアハンドストロークやサービスを武器にランクを上昇させた。しかし同時にけがにも悩まされるキャリアになっており、腹筋の負傷で、大会を途中棄権するなど幾度となく苦い思いをしてきた。
今大会は1回戦で第29シードの
U・アンベール(フランス)と激突したが、6-4, 6-2, 6-2のストレートで撃破。元世界7位の実力を見せ、上々の立ち上がりとなった。
2回戦、第1セットは6度のブレークチャンスを許し、そのうち1度ブレークされたベレッティーニはリターンゲームで1度もブレークポイントを握ることができずに先行される。第2セットも第6ゲームで先にブレークを許し、ゲームカウント3-5となったリンデルクネシュのサービング・フォー・ザ・セットで悲劇は起きた。
スコアは40-40で、ベレッティーニがポイントを取ればブレークチャンスが、リンデルクネシュが取ればセットポイントを迎える場面。ストローク戦となりリンデルクネシュがバックハンドを放ちネット前に詰めようとした。ベレッティーニは自身のバックハンド側に放たれたショットを追いかけたが、その際右足首を大きく捻り転倒する。会場からは転倒したことに対し声があがったが、当のベレッティーニは声をあげることもできずうずくまり、右足首を気にする素振りを見せた。
その後リンデルクネシュもただの転倒ではないと気づき、主審が救護を要請。ベレッティーニが倒れた場所が観客席から近い場所だったため、ボールキッズが日よけ用のパラソルを使いベレッティーニを守るように立ったほか、リンデルクネシュも隣に居続けた。
最終的にベレッティーニはこのポイントで試合を棄権。コート上では歩くことができていたものの、スタジアムの裏から出る際には車いすを使用し、終始下を向いて会場をあとにした。
リンデルクネシュは3回戦で第8シードの
A・ルブレフと対戦する。ルブレフは2回戦で元世界ランク6位の
G・モンフィス(フランス)を下しての勝ち上がり。
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