テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は31日、男子シングルス2回戦が行われ、予選から出場した世界ランク675位の
L・プイユ(フランス)は第14シードの
C・ノリー(イギリス)に1-6, 3-6, 3-6のストレートで敗れ、2018年以来5年ぶり3度目の3回戦進出とはならなかった。この試合ではボールが2度バウンドするも1度であるとジャッジされ物議を醸している。
>>西岡vsパーセル 1ポイント速報<<>>ジョコビッチ、アルカラスら全仏OP組み合わせ<<29歳のプイユは2016年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で自身初となる四大大会ベスト8を記録すると、同年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)では
R・ナダル(スペイン)らを下し8強入り。
2018年にはキャリアハイとなる世界ランク10位を記録し、2019年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)ではベスト4に駒を進めた。しかしその後、右肘の手術を受けると2021年にはトップ100から陥落。鬱病に苦しんでいたことも公表していた。
今大会、予選3試合を勝ち抜き3年連続の本戦入りを決めたプイユ。本戦1回戦ではラッキールーザーで出場した世界ランク134位の
J・ロディオノフ(オーストリア)を6-2, 6-4, 6-3のストレートで破り、初戦突破を決めた。
この日、プイユは35本のアンフォーストエラーを犯すなどファーストサービスが入った時のポイント獲得率が55パーセントに留まる。リターンゲームでは7度のブレークを許し、1時間45分で力尽きた。
この試合では審判のミスジャッジが問題となり、試合後の会見でプイユは質問を受けた。問題の場面ではプイユが放ったショットをノリーが2バウンドで返球。しかし、バウンドが1回だったとジャッジされている。
「彼女(審判)はミスをした。試合を変えてしまったかもしれない。でも、次の日、彼女は椅子に座ることになるんだ。何があってもね」
「僕にとってはフェアじゃなかった。僕たちは皆、間違いを犯す。彼ら(審判)だってそうだ。いいボールだと思ったのにアウトになることもある。僕たちは常に正しいわけではない。ロボットではないからね。でも、2度のバウンドはコート上にある全てのカメラで簡単に確認できるはず。それなら問題はないんだ」
勝利したノリーは3回戦で第17シードの
L・ムセッティ(イタリア)と対戦する。ムセッティは2回戦で世界ランク87位の
A・シェフチェンコ(カザフスタン)を6-1, 6-1, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
C・アルカラス(スペイン)、第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)、世界ランク48位の
L・ソネゴ(イタリア)、同95位の
D・シュワルツマン(アルゼンチン)らが3回戦に駒を進めている。
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