男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は15日、シングルス3回戦が行われ、予選から出場した世界ランク135位の
F・マロジャン(ハンガリー)(ハンガリー)が第2シードの
C・アルカラス(スペイン)を6-3, 7-6 (7-4)のストレートで破り「ATPマスターズ1000」初の出場でベスト16進出を果たした。
>>ジョコビッチらBNLイタリア国際 組合せ・結果<<>>シフィオンテクらBNLイタリア国際 組合せ・結果<<予選2試合に勝利し自身初の「ATPマスターズ1000」本戦入りを決めた23歳のマロジャン。本戦では1回戦で
C・ムーテ(フランス)、2回戦で第32シードの
J・レヘチカ(チェコ)をそれぞれフルセットで下し3回戦へ駒を進めた。
一方のアルカラスはムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)を制し、好調を維持したまま今大会へ。初戦の2回戦では
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)をストレートで破り、3回戦に進出した。
この試合、マロジャンはアルカラスに対し序盤から積極的な姿勢を見せ第1セット第4ゲームでブレークに成功。アルカラスのセカンドサービス時には1ポイントもキープさせずに攻め立てた。自身のサービスゲームではファーストサービスが入ったときに89パーセントの高い確率でポイントを獲得。1度も挽回を許すことなく先行した。
第2セットでも主導権を握ったマロジャンは第5ゲームで3度のブレークチャンスをものにできなかったが、第7ゲームでこのセット5度目のチャンスを決め切りブレークに成功。しかし、直後の第8ゲームでこの試合初めてブレークを許しタイブレークに突入する。序盤はリードされたマロジャンだったが、1-4から6ポイントを連取。タイブレークを逆転でもぎ取り、1時間40分で金星をあげた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはマロジャンのコメントが掲載されている。
「いま何か言うのは簡単じゃないね。ただ、とてもとてもうれしいよ。昨晩から何かしようと思っていた。数ゲーム、あるいは1セットでも取りたかったんだ。でも、今日はすべてがパーフェクトだったね。観客も、天気も、コートも。自分の仕事ができただけで満足だよ」
「タイブレークでは1-4だったと思うけど、6ポイントを連取したんだ。これは、自分で言うのも恥ずかしいけどすごいことだ。ポイントの間に何が起こったのかわからないけど、ただすべてのボールを打ち返し、自分のベストを尽くそうとした。あのタフな状況でどうすれば彼に勝てるかを考えようとしたら、そうなってしまったんだ。なんと言っていいのかわからないよ」
マロジャンは4回戦で第15シードの
B・チョリッチ(クロアチア)と対戦する。チョリッチは3回戦で世界ランク51位の
R・カルバレス バエナ(スペイン)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第3シードの
D・メドベージェフ、第6シードの
A・ルブレフらがベスト16に駒を進めた。
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