男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は13日にシングルス2回戦が行われ、第15シードの
B・チョリッチ(クロアチア)が世界ランク98位の
T・モンテイロ(ブラジル)を4-6, 7-6 (10-8), 7-6 (7-5)の逆転で破り3回戦進出を果たすとともに、キャリア通算200勝を達成した。
>>ジョコビッチ、西岡らBNLイタリア国際 組合せ・結果<<26歳のチョリッチは2017年に20歳でハッサン2世グランプリ(モロッコ/マラケシュ、クレー、ATP250)でツアー初優勝を果たしトップ選手への階段を駆け上って行ったものの、2021年3月から約1年間、右肩の負傷でツアーを離脱。その後2022年3月に復帰を果たすと、8月のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)決勝で
S・チチパス(ギリシャ)を破り「ATPマスターズ1000」初優勝を飾った。
今シーズンは前週に行われたムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)でベスト4に進出しており、同大会の準々決勝での勝利がキャリア通算199勝目となっていた。
この試合の第1セット、両者1度ずつブレークを果たし迎えた第10ゲームでチョリッチはこの日2度目のブレークを許し先行される。
続く第2セット、両者ともにファーストサービス時のポイント獲得率が80パーセント以上の質の高いプレーを見せ、相手にブレークを許さずタイブレークに突入する。タイブレークではモンテイロに1度のマッチポイントが訪れるもこれをしのいだチョリッチが、4度目のセットポイントをものにし1セットオールに追いつく。
ファイナルセット、第1ゲームと第2ゲームで両者ブレークポイントを逃すと、その後はお互いにブレークチャンスを得ることができず勝負は再びタイブレークにもつれ込んだ。タイブレークでは一進一退の攻防が続くも最後は3度のミニブレークに成功したチョリッチが3時間32分の激闘を制すとともに、苦難を乗り越えたキャリアで200勝を達成した。
勝利したチョリッチは3回戦で世界ランク51位の
R・カルバレス バエナ(スペイン)と対戦する。カルバレス バエナは2回戦で第20シードの
D・エヴァンス(イギリス)を、こちらも3時間46分の激闘の末フルセットで下しての勝ち上がり。
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