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アルカラス「負けそうだった」

カルロス・アルカラス
カルロス・アルカラス
画像提供: ゲッティイメージズ
男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は28日、シングルス2回戦が行われ、第1シードのC・アルカラス(スペイン)が世界ランク41位のE・ルースブオリ(フィンランド)を2-6, 6-4, 6-2の逆転で破り、初戦突破を果たすとともに2年連続の3回戦進出を決めた。

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昨年大会では準々決勝でR・ナダル(スペイン)、準決勝でN・ジョコビッチ(セルビア)、決勝でA・ズベレフ(ドイツ)を下し、大会史上最年少で優勝を飾ったアルカラス。今大会はシード勢のため、2回戦が初戦となった。

この日の第1セット、第4ゲームでブレークを許した19歳のアルカラス。リターンゲームでは1度もブレークチャンスを掴めず、終盤となった第8ゲームで2度目のブレークを奪われ、先行される。

続く第2セット、アルカラスは第6ゲームで5度のブレークポイントを凌ぐと直後の第7ゲームでブレークに成功。サービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームをラブゲームでキープし、1セットオールに追いつく。

迎えたファイナルセット、第1ゲームでいきなりブレークに成功すると第5ゲームで2度目のブレーク。サービスゲームでは1度もブレークチャンスを与えず、2時間16分で勝利した。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにアルカラスのコメントを掲載し「本当に大変だった。負けそうだったと言ってもいい。たった1ポイントの差だった。第2セットの2-3で迎えたブレークポイントは彼(ルースブオリ)にとってはマッチポイントのようなものだった。そのゲームをセーブできたのは本当によかった。でも、本当にタフだったよ。彼は信じられないようなプレーをしたけど、それを乗り越えられて本当にうれしいよ」と語った。

「第2セットで3-3になったとき、これはチャンスだと思った。このチャンスをものにしようと思った。本当に、本当に集中していた。全てのボールを入れようとしていたし、全てのボールに対して走った。試合中ずっと良い姿勢でプレーしていたから、復活できた」

「コンディションに慣れるまでが大変だった。ここは標高が高くてボールがよく跳ねる。言い訳をするつもりはないけど第2セットの3-3までは彼の方が僕より上だった。ノーミスでボールを打って、リズムよくサーブを打ってきて、僕は彼のリズムについていけなかった。彼について行くのは大変だった。でも、なんとか復活できた。自信を持って終えることができてうれしいよ」

勝利したアルカラスは3回戦で第26シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。ディミトロフは2回戦で世界ランク56位のG・バレール(フランス)を7-6 (8-6), 7-6 (7-2)のストレートで下して勝ち上がり。

同日には第5シードのA・ルブレフ、第6シードのH・ルーネ(デンマーク)、第10シードのK・ハチャノフ、第12シードのH・フルカチュ(ポーランド)、第28シードの西岡良仁らが3回戦に駒を進めている。



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(2023年4月29日9時49分)



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