男子プロテニス協会のATP公式サイトは24日、クレーコートシーズンにおける世界ランク1位争いに着目。5月28日から開催される全仏オープン(フランス/パリレッドクレー、グランドスラム)までに世界1位になる可能性がある6選手とその選手が1位になる方法を解説した。
>>西岡、アルカラスらマドリッドOP組合せ<<3月にマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)が終了しアメリカのハードコートシーズンが幕を閉じたが、翌週の4月9日からはロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)が開幕しヨーロッパのクレーコートシーズンが幕を開けた。
ここからATPツアーではムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)とBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)が行われ、全仏オープンにつながっていく。
現在世界ランクでは1位が
N・ジョコビッチ(セルビア)、2位が
C・アルカラス(スペイン)、3位が
D・メドベージェフ、4位が
C・ルード(ノルウェー)、5位が
S・チチパス(ギリシャ)、6位が
A・ルブレフとなっているが、ATPによるとルブレフまでが全仏オープンまでに世界1位になる可能性があるとした。
1位のジョコビッチはマドリッド・オープンの欠場をすでに公表。昨年は同大会で4強入りを飾っており、360ポイントの失効が決まっている。また、BNLイタリア国際では優勝しているため、ローマも欠場することになれば大きくポイントを失うこととなる。
2位のアルカラスは昨年のマドリッドでタイトルを獲得。今シーズン、2連覇を飾り同大会のポイントを防衛することができればBNLイタリア国際での結果に関係なく5月22日付の世界ランク更新で1位になることが決まる。また、アルカラスはマドリッドで1試合でもプレーしたあとにローマで優勝すれば、同22日付の更新で1位になる。
それ以外でも、アルカラスはマドリッドとローマ双方で決勝に進出することができれば1位なることが決定。アルカラスは自身の成績で世界1位の座を掴むことができる。
そして、ジョコビッチとアルカラス以外でも、3位から6位までの選手全員が、難しい条件ながらクレーコートシーズンで1位になることが可能となる。
3位のメドベージェフは昨年のマドリッドとローマをけがで欠場しているため、ポイントの防衛は0に。2大会で獲得したポイントはすべて加算されるため、好成績を残すことができれば、他選手の結果次第で1位の座を手にする。
そして4位のルードはマドリッドかローマのどちらかで優勝し、どちらかでベスト4まで駒を進めれば、5位のチチパスはどちらかで優勝しどちらかで決勝に進めれば1位になる可能性が浮上する。
最も厳しい条件なのが6位のルブレフで、ムチュア・マドリッド・オープンとBNLイタリア国際のどちらも優勝することが最低条件となる。しかし、ルブレフはロレックス・モンテカルロ・マスターズでタイトルを獲得、そして前週のスルプスカ・オープン(ボスニア・ヘルツェゴビナ/バニャ・ルカ、クレー、ATP250)でも準優勝を果たすなど好調を維持しており、可能性を感じることができる。
(左から)ルード、チチパス、ルブレフ
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