男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は21日、シングルス準々決勝が行われ、第2シードの
S・チチパス(ギリシャ)が第8シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)を6-4, 6-2のストレートで破り、2021年以来2年ぶり3度目のベスト4進出を果たした。
>>ムセッティvsチチパス 1ポイント速報<<>>チチパス、アルカラスらバルセロナOP組合せ<<世界ランク5位のチチパスは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で準優勝。しかし、その後は2回戦敗退、3回戦敗退が続くと3連覇を目指し出場した前週のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)では準々決勝で敗れている。
今大会は5度目の出場であり、最高成績は2018年と2021年の準優勝。いずれも決勝で
R・ナダル(スペイン)に敗れている。今大会では初戦となる2回戦で世界ランク69位の
P・カチーン(アルゼンチン)、3回戦で第14シードの
D・シャポバロフ(カナダ)を下し8強入りした。
チチパスとデ ミノーは9度目の顔合わせで、チチパスの8勝0敗。直近は昨年3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)3回戦で対戦しており、その時チチパスが6-4, 6-3のストレートで勝利している。
この日の第1セット、チチパスはファーストサービスが入ったときに76パーセントの確率でポイントを獲得。第3ゲームで2度のブレークポイントを握ると最後はデ ミノーのショットがネットにかかりブレークに成功する。自身のサービスゲームではブレークチャンスを与えず、先行する。
続く第2セット、第3ゲームで0-40としたチチパス。連続ポイントを許しデュースとされるも4度目のブレークポイントでブレークに成功する。さらに第5ゲームでは3度目のブレークポイントをものにし2度目のブレーク。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第8ゲームを難なくキープし、1時間21分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトでチチパスのコメントを紹介している。
「僕のショットは重かったと言えるね。フォアハンドとバックハンドの両方で、そのほとんどをコントロールし、彼をコート上で走らせることができたんだ。僕には忍耐力がそれなりにあった。それが試合の基本だとわかっていたからね」
「自分のリターンゲーム、特に終盤のゲームには満足している。早い段階で相手に圧力をかけるために良いポジションに自分自身を置くことができ、必要に応じてフォアハンドを使ったり、バックハンドを使ったりすることができた」
勝利したチチパスは準決勝で第9シードの
L・ムセッティ(イタリア)と対戦する。ムセッティは準々決勝で第4シードの
J・シナー(イタリア)と対戦する予定だったが、試合前に棄権を表明したため勝ち上がった。
■関連ニュース
・チチパス8強「良い1日だった」・好調ルブレフ 2週連続4強へ・ジョコ 敗北も「正直うれしい」■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング