男子テニスのスルプスカ・オープン(ボスニア・ヘルツェゴビナ/バニャ・ルカ、クレー、ATP250)は19日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク87位の
L・ヴァン・アッシュ(フランス)を6-7 (4-7), 6-3, 6-2の逆転で下しベスト8進出を決めた。
>>ダニエル 太郎、ジョコビッチらスルプスカOP組合せ<<世界ランク1位のジョコビッチは2ヶ月ぶりの公式戦となった前週のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)では3回戦で
L・ムセッティ(イタリア)に敗れ、クレーコートシーズンの2大会目としてスルプスカ・オープンに臨んでいる。今大会は上位4シードが1回戦免除のため、ジョコビッチはこの試合が初戦となった。
対戦相手の18歳のヴァン・アッシュは2021年の全仏オープン・ジュニア(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)のチャンピオンで、同年にジュニア世界ランク1位を記録したフランス期待の新鋭。
この日の第1セット、ラリー戦でジョコビッチ相手に一歩も引かないヴァン・アッシュが第9ゲームで先にブレークに成功。それでもヴァン・アッシュのサービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームで、激しいラリーの応酬をものにしたジョコビッチが、この日訪れた最初のブレークポイントをものにし土壇場でブレークバックに成功。このセットはタイブレークに突入する。
タイブレークでも激しいラリー戦が展開され、両者互いに1度ずつのミニブレークを奪い迎えた9ポイント目、ここでジョコビッチがドロップショットをミスし、ヴァン・アッシュが2度目のミニブレークを奪う。このリードを守り切ったヴァン・アッシュが1時間15分でこのセットをものにする。
続く第2セット、徐々にジョコビッチのショートポイントが増え始め、第3ゲームでジョコビッチが先にブレークに成功。第9ゲームでも再びブレークに成功し、43分で1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、第1ゲームでヴァン・アッシュがいきなりブレークに成功するも、第2ゲームですぐさまジョコビッチがブレークバックを果たす。さらにジョコビッチは第4ゲームでもストローク戦を制しブレークに成功。第8ゲームでもブレークに成功したジョコビッチが2時間42分で勝利した。
勝利したジョコビッチは準々決勝で第8シードの
G・バレール(フランス)と世界ランク70位の
D・ラヨビッチ(セルビア)の勝者と対戦する。
同日に行われた2回戦では、世界ランク78位の
L・ジェレ(セルビア)がベスト8進出を決めている。
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