男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は15日、シングルス準決勝が行われ、第5シードの
A・ルブレフが第8シードの
T・フリッツ(アメリカ)を5-7, 6-1, 6-3の逆転で破り、2021年以来2年ぶり2度目の決勝進出を果たした。
>>ルブレフvsルーネ 決勝1ポイント速報<<>>モンテカルロ組合わせ・結果<<25歳で世界ランク6位のルブレフは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でベスト8進出。2月のドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)では準優勝を飾っている。
2021年のロレックス・モンテカルロ・マスターズでは準優勝を果たしているルブレフ。今大会、シードのため初戦となった2回戦で世界ランク83位の
J・ムナル(スペイン)、3回戦で第9シードの
K・ハチャノフ、準々決勝で同100位の
J・シュトルフ(ドイツ)を破り4強入りした。
この日の第1セット、互いにミスが目立ち序盤からブレークを奪い合う展開に。ルブレフは1ブレークアップとし、第10ゲームでサービング・フォー・ザ・セットを迎える。しかし、ここでフリッツにブレークバックを許すと3ゲームを連取し、先行される。
続く第2セット、ルブレフは第1、第5ゲームでブレークを奪いゲームカウント4-1とリード。さらに第7ゲーム、最後はフリッツがダブルフォルトを犯し、1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、ルブレフは第3ゲームでブレークを許すも直後の第4ゲームでブレークバックに成功。そして第5ゲームをキープした時点で雨天により一時中断となる。
約1時間半の中断を経て再開すると第6ゲームでルブレフが2度目のブレークを奪う。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲームをラブゲームでキープし、2時間6分で勝利した。
試合後のルブレフのコメントが男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載され、「テイラーとの戦いは本当にタフだった」と語った。
「インディアンウェルズでの準決勝を含め、過去3回は負けていると思う。彼との対戦は、自分に(チャンスが)あるのかどうか考えてしまい、精神的にきつかった」
「スタートはとても良くて、その後ブレークアップして彼にブレークバックされたけど、チャンスがあることは分かっていたんだ。最終的には素晴らしい試合ができたので、勝利に満足しているよ」
ルブレフはこれまでツアー通算12勝、うちATP500で5勝をあげており、悲願のATPマスターズ1000初タイトル獲得を目指し、決勝で第6シードの
H・ルーネ(デンマーク)と対戦する。ルーネは同日に行われた準決勝で、第7シードの
J・シナー(イタリア)を1-6, 7-5, 7-5の逆転で破り、大会初の決勝進出を果たした。
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