男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は15日、シングルス準決勝が行われ、第6シードの
H・ルーネ(デンマーク)が第7シードの
J・シナー(イタリア)を1-6, 7-5, 7-5の逆転で破り、大会初の決勝進出を果たした。
>>ルブレフvsルーネ、モンテカルロMS決勝の1ポイント速報<<>>モンテカルロ組合わせ・結果<<19歳で世界ランク9位のルーネは今シーズン、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で16強入り。2月の南フランス・オープン(フランス/モンペリエ、室内ハード、ATP250)とアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)で4強入りすると、先月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)では16強入りした。
ルーネがモンテカルロ・マスターズに出場するのは3年連続3度目。昨年は予選を勝ち抜き本戦入り。2回戦で敗れるも初戦で
A・カラツェフを下し大会初白星を挙げている。今大会ではシードのため初戦となった2回戦で元世界ランク3位の
D・ティーム(オーストリア)を下し初戦突破を果たすと3回戦では試合前に同22位の
M・ベレッティーニ(イタリア)が棄権。準々決勝では第3シードの
D・メドベージェフを下し4強入りした。
この日の第1セット、第4ゲームでシナーに3度のブレークポイントを握られたルーネ。最後はダブルフォルトを犯しブレークを許す。その後、リターンゲームではブレークチャンスを掴むことができず、結果的に5ゲームを連取され、先行される。
それでも続く第2セット、ルーネは第1ゲームから3ゲーム連取に成功。この時点で雨天により試合は一時中断となる。約45分間の中断期間を経た再開後はサービスキープを続け、第9ゲームでサービング・フォー・ザ・セットを迎える。ここでシナーにブレークバックを許したものの第12ゲームで2度目のブレークを奪い、セットカウント1-1に追いつく。
迎えたファイナルセット、ルーネは第4・第8ゲームで計5度のブレークチャンスを掴むも活かせず。それでも終盤となった第12ゲーム、1度のブレークチャンスを得ると最後はシナーのフォアハンドがネットにかかり、「ATPマスターズ1000」では昨年11月のロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)以来2度目の決勝進出を決めた。
勝利したルーネは決勝で第5シードの
A・ルブレフと対戦する。ルブレフは準決勝で第8シードの
T・フリッツ(アメリカ)を5-7, 6-1, 6-3の逆転で下しての勝ち上がり。
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