男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は3日にシングルス準決勝が行われ、第3シードの
D・メドベージェフが第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を6-4, 6-4で破り、3週連続優勝に王手をかけた。
>>メドベージェフvsルブレフ 決勝1ポイント速報<<>>メドベージェフらドバイ選手権組合せ<<メドベージェフは同大会に4年ぶり3度目の出場で、2017年の2回戦進出が最高成績。先月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)とカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)で2週連続優勝を果たして今大会に臨んでいる。
準々決勝では第8シードの
B・チョリッチ(クロアチア)を6-3, 6-2のストレートで破って、マッチ12連勝で4強入りを果たした。
一方、王者ジョコビッチが同大会に出場するのは2年連続13度目。これまで2009年・2010年・2011年・2013年・2020年大会で優勝。昨年は準々決勝で
J・ヴェセリ(チェコ)に4-6, 6-7 (4-7)のストレート負けを喫した。
今大会は準々決勝で第5シードの
H・フルカチュ(ポーランド)を6-3, 7-5のストレートで破り、今季マッチ15連勝で準決勝に進出した。
連勝街道を突き進むメドベージェフとジョコビッチは14度目の対戦で、ジョコビッチの9勝4敗。直近では今季開幕戦のアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)準決勝で対戦し、ジョコビッチが左脚を痛めながらも6-3, 6-4で勝利している。
ともに今季ツアー3勝目を狙う両者の対戦は、互いに安定したサービスキープから始まるもメドベージェフが第5、第7ゲームでブレークに成功してゲームカウント5-2と流れを掴む。ここからジョコビッチが2ゲーム連取で反撃に出るも、メドベージェフは第10ゲームをキープして第1セットを先取する。
第2セット、メドベージェフは第1ゲームでいきなりブレークに成功する。鉄壁のディフェンスを展開するメドベージェフに対して、ジョコビッチはアンフォーストエラーを重ねてフラストレーションを溜めていく。
メドベージェフはジョコビッチの反撃を制して第10ゲームのサービングフォーザマッチを決めて、ストレート勝ちで決勝進出を決めた。
メドベージェフは決勝で、昨年覇者で第2シードの
A・ルブレフと対戦する。ルブレフは同日に行われた準決勝で、第7シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を6-3, 7-6(11-9)のストレートで破っての勝ち上がり。
メドベージェフとルブレフは7度目の対戦で、ルブレフが2連勝中。直近では昨年のツアー最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)の予選ラウンドロビンで対戦し、ルブレフが6-7(7-9), 6-3, 7-6(9-7)の逆転勝利をおさめている。
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