男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は1日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク39位の
T・フリークスポール(オランダ)を6-2, 6-3のストレートで破り、2年連続13度目のベスト8進出を果たした。試合後、新世代が台頭してきている現状に「恐れない」と明かしている。
>>ダニエル 太郎vsデ ミノー 1ポイント速報<<>>ジョコビッチ、メドベージェフらドバイ選手権の組合せ<<>>ダニエル 太郎、フリッツらアカプルコ組合せ<<同大会ではこれまで2009年・2010年・2011年・2013年・2020年大会で優勝を飾っている35歳のジョコビッチ。昨年は準々決勝で
J・ヴェセリ(チェコ)にストレート負けを喫していたが、今年は1回戦で予選勝者で世界ランク130位の
T・マハーチ(チェコ)を下し初戦を突破した。
この日、ジョコビッチは8本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに91パーセントの高い確率でポイントを獲得。第2セットでは5-1で迎えたサービング・フォー・ザ・マッチで1度ブレークを返されたものの、その後第9ゲームでサービスゲームをキープし、1時間21分で8強入りを決めた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはジョコビッチのオンコートインタビューのコメントが掲載されており「新しい世代がやってくる。でも、僕は恐れていないよ」と語った。
また、試合後の会見でジョコビッチは自身に加えてリオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、レブロン・ジェームズなど1980年代に生まれたスポーツ界の選手たちが、その後のキャリアを成功させていることについて質問を受け次のように述べた。
「僕は人生における偶然というものを信じていない。全ての出来事には理由がある。今、挙げたビッグネームがすべて同じ年代に生まれたことは素晴らしいこと。今、僕たちが話しているようなことでも、10年後には大記録を超えるような人が出てくるかもしれない。正直なところ、そうならないほうが不思議なくらい、あらゆるものが進歩しているからね」
「そして、若い選手たちは自分より先に偉大なことを成し遂げた人たちから学ぶことができる。テニスの若手たちは、
R・フェデラー(スイス)や
R・ナダル(スペイン)、そして僕のキャリア、コート内外でどのように物事に取り組んでいるか、何が成功に繋がったかを研究していることだろう。僕もそうだった。つまり、もし本当に世界NO.1を目指し、自分の技術でベストを尽くしたいと思っているなら、そのような選手たちから学ぶ必要があるんだ」
また、ジョコビッチ自身が記録へ挑戦することについて「記録を破ること、プレーすることへの欲求はまだたくさんある。試合は毎回違うけど、次の日に何が起こるか分からないのが、テニスのいいところなんだ。だから、常にコート上で自分自身で道を切り開かなければならない。人生にも少し象徴されるようなもの。もちろん、周りにはチームがいるけど、自分の行動には責任を持たなければならない」と言及している。
ジョコビッチは準々決勝で第5シードの
H・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。フルカチュは2回戦で予選勝者の世界ランク138位
P・コトフをストレートで下しての勝ち上がり。
同日には昨年王者で第2シードの
A・ルブレフ、第3シードの
D・メドベージェフ、第7シードの
A・ズベレフ(ドイツ)、第8シードの
B・チョリッチ(クロアチア)らがベスト8へ駒を進めた。
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