男子プロテニス協会のATPは23日、公式サイトで世界ランク130位の
綿貫陽介のインタビューを公開。前半ではコーチを務める兄・敬介との関係性や好成績を残した2022年終盤から先月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)の振り返り、今年の目標について語っている。
【綿貫陽介インタビュー(前編)】〜現在、兄・敬介がコーチとしてツアーに帯同〜「自分のためになるし、自分たちを強くしてくれると思います。兄は僕のことをとても大切にしてくれています」
「彼がトッププレーヤーではなかったから、若いから、トップ50の選手を指導したことがないから適していないのでは、と思われることもあります。でも一緒に上がっていけば良いと思います。彼はヒッティングができるし、メンタル面でも優れている。それがすごく良いと思っています。時には兄弟ケンカもしますよ!」
〜今年の目標について〜「今年の目標はトップ80です。来年はパリ・オリンピックがあるので、そこでプレーしたいです。それが僕の夢です。トップ80に入ることで、来年のオリンピック出場するチャンスがあると思います」
〜昨年終盤にチャレンジャーで2度の優勝と1度の準優勝〜10月:横浜慶應チャレンジャー:準優勝
11月:兵庫ノア・チャレンジャー:優勝
11月:四日市チャレンジャー:優勝
「その3週間は良いプレーができていました。怪我から復帰して、昨年の前半はそれほど良いプレーができず、ランキングも下がっていました。でもベストを尽くしてプレーした結果、横浜の決勝に残れたのは驚きです。その後、初めて(2019年に)チャレンジャーのタイトルを取った大好きな神戸に行きました。1週目の横浜は、とてもハッピーでした。2週目(の決勝進出)はもっと驚きました」
〜全豪オープンで初のグランドスラム本戦出場〜今年の全豪オープンで予選3試合を勝ち抜くと、1回戦で当時世界ランク59位の
A・リンデルクネシュ(フランス)にストレート勝ちで初戦突破を果たした(2回戦で第29シードの
S・コルダ(アメリカ)に敗退)。
「メインドローに入ったときは、過去に7回グランドスラムの予選に挑戦していたので、とても嬉しかったです」
「僕は2回予選の最終ラウンドに進出し、いずれも負けていました。今年は絶対にグランドスラム(本戦出場)を達成したかったので、今回は少し緊張しました。予選決勝を勝ったときは、本当に嬉しかったですね。初戦は、とても興奮していました」
インタビュー後編で綿貫は、
錦織圭の存在やプライベートの過ごし方について語っている。
>>綿貫陽介インタビュー(後編)<<綿貫は現在開催されているツアー下部大会、アビエルト・GNPセグロス(メキシコ/モンテレイ、ハード、ATPチャレンジャー)に第8シードとして出場。21日に行われた1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場したJ・ヴァン ダインス(アメリカ)を6-0, 6-1のストレートで破って2回戦に駒を進めている。
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