男子テニスのアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)は8日にシングルス決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク33位の
S・コルダ(アメリカ)にマッチポイントを握られながらも6-7(8-10), 7-6(7-3), 6-4の逆転で破り、
R・ナダル(スペイン)と並ぶ歴代4位タイとなる通算92度目の優勝を飾った。
>>9日開幕 アデレード国際2 組合せ<<ジョコビッチは今大会、準々決勝で第7シードの
D・シャポバロフ(カナダ)、準決勝で第3シードの
D・メドベージェフを破って決勝に進出。準決勝では左脚の太ももを痛めてメディカルタイムアウトを取る場面もあったが、試合後に「幸いなことにそれほど深刻なものではなかった」とコメントした。
一方のコルダは準々決勝で第6シードの
J・シナー(イタリア)にストレート勝ち。準決勝では世界ランク36位の
西岡良仁と対戦し、7-6 (7-5), 1-0の時点で西岡が棄権をしたため、勝ち上がりを決めた。
初顔合わせとなったジョコビッチとコルダの一戦は第1セット、互いにサービスキープを続けて迎えた第9ゲームでコルダが先にブレークに成功する。サービングフォーザセットの第10ゲーム、コルダは40-0とトリプルセットポイントを掴むもジョコビッチが5ポイントを連取してゲームカウント5-5に。
ジョコビッチは第12ゲームでセットポイントを1度握るも決めきれず、タイブレークに突入する。タイブレークに入るとジョコビッチが1ポイント目でダブルフォルトを犯し、いきなりミニブレークを許す。コルダはポイント6-4でセットポイントを握るも、窮地に立たされたジョコビッチが3ポイントを連取してセットポイントを掴む。
しかしジョコビッチはこれを決めきれず、コルダがポイント8-8から再びミニブレークに成功して第1セットを先取する。
第2セット、両者ともサービスゲームを死守して迎えた第12ゲーム、コルダがマッチポイントを1度掴むも決めきれず、2セット連続でタイブレークに突入する。タイブレークに入るとジョコビッチが1-1から5ポイントを連取してコルダを突き放し、1セットオールとする。
ファイナルセット、ジョコビッチが第4ゲームで15-40と先にブレークチャンスを掴むもコルダが凌ぐ。ジョコビッチは自身のサービスゲームで3度ラブゲームを展開し、コルダの反撃を許さず。ゲームカウント5-4で迎えた第10ゲームでジョコビッチがブレークに成功し、3時間を超える熱戦を制して通算92度目のタイトルを獲得した。
準優勝のコルダは、2021年5月のエミリア ロマーニャ・オープン(イタリア/パルマ、レッドクレー、ATP250)で優勝して以来となるキャリア2勝目は持ち越しとなった。
【ツアー優勝回数 歴代TOP5】
109勝
J・コナーズ(アメリカ)103勝
R・フェデラー(スイス)94勝
I・レンドル(アメリカ)92勝 ナダル
92勝 ジョコビッチ
■関連ニュース
・ジョコビッチ 米大会には「行けない」・キリオス ジョコと複出場を示唆・ジョコビッチ 4年ぶりトップ5から陥落■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング